忠誠心が強く、飼い主に対して従順なイメージが強い柴犬ですが、実は意外とツンデレな子が多いようです。ピィピィと高い声鳴いて、何かを必死に訴える1匹の柴犬。寂しがっているのかと思い飼い主さんが手を伸ばすと……。思わず笑ってしまう“塩対応”ぶりを見せた柴犬がツイッター上で大きな話題になっています。その時の様子について飼い主さんにお話を伺いました。

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撫でるのはNG？　柴犬らしいツンデレ気質なひるねちゃん

　何か言いたげにジッと飼い主さんを見つめているのは、柴犬の「ひるね」ちゃん。3歳の女の子です。飼い主さんは以前にも柴犬と暮らしていたことがありました。しかし、その子を亡くした時、「こんなにつらいなら、もういぬとは暮らしたくない」と思ったそう。しかし、柴犬と暮らす幸せを忘れられず、3年前にひるねちゃんをお迎えしました。

　キュートなお名前の由来は「響きがかわいいからです。名前の書かれたハーネスを着けて散歩しているとよく笑われます（笑）」と飼い主さん。確かにほっこりとしたかわいい響きのお名前にこちらまで頬がゆるんでしまいます。

　そんなひるねちゃんは、飼い主さんが名前を呼んでも来なかったり、ボールを持ってこなかったり……ツンデレな一面があるようです。その一方で、柴犬にしては珍しく人間もいぬも大好きなんだとか。お散歩中は常に周囲に愛想を振りまいているそうで、外にいる時は一切吠えないという賢いわんちゃんです。

　家では聞き慣れない物音や「お風呂が沸きました」のアナウンスが聞こえると、すぐに「ワン！　……ピィピィピィピィ!!」と鳴いて知らせてくれるそう。飼い主さんはその度に「教えてくれてありがとう～！　うんうん、大丈夫大丈夫！」とヨシヨシ撫でてあげるんだとか。

　今回もいつものようにピィピィと鳴くひるねちゃんをなだめようと、飼い主さんが撫でようとしたところ、触らないでと言わんばかりに手をすり抜けてスンッとした表情に……。どうやら撫でられる気分ではなかったようです。

「ピィピィ鳴いて近寄るくせに撫でるのはNG」

　飼い主さんがそうコメントを添えて、動画をツイッターに投稿したところ、13.5万件もの“いいね”が集まる大反響に。リプライ（返信）には「まさに柴犬的、ツンデレ」「ツンデレならぬデレツンですな」「最高に柴しててかわいいです」と歓喜の声が寄せられました。また「柴犬あるある??　うちの子もします（笑）」と共感の声も上がっています。

ツンデレを使い分けるひるねちゃんに飼い主さんはメロメロ

　その後ひるねちゃんは、そのまま飼い主さんからちょっと離れた場所に行き、“1人”でおもちゃを噛み噛み。ねこみたいなツンデレ具合は柴犬“あるある”のようですね。でも、ひるねちゃんだって甘えん坊になる時もあります。

「こんなそっけない時もあるいぬですが、体を押しつけてきてお腹ゴロンして甘えてくるんですよ、かわいいね」

　ツンとデレをしっかりと使い分けているようですね。「本当にそこにいるだけで幸せなのですが、口や肉球や耳の匂いを嗅いでいる時は至福です。いぬ臭いのがたまりません」と飼い主さん。ひるねちゃんへの愛があふれていることがうかがえますね。

○取材協力：柴犬ひるね（@ohirune190303）さん

（Hint-Pot編集部）