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“愛犬を甘やかしすぎる問題”は世界共通? 米国ではスタバ裏メニューも基準の一つに

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

愛犬のあまりのかわいらしさについ甘やかしてしまうけれど…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
愛犬のあまりのかわいらしさについ甘やかしてしまうけれど…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 記録的な暑さにうんざりする今日この頃。そこで癒やしを与えてくれるのは愛犬とのひと時でしょう。あまりのかわいらしさについつい甘やかしてしまいますが、やりすぎて犬がわがままになってしまうのでは……という心配も。一体どこからがNGなのでしょうか。そこで米メディアは「甘やかしすぎ」を判別する7つの兆候を紹介。その内容は世界の愛犬家が「分かる!」と大きくうなずけるものですが、海外ならではの甘やかし方もあるようです。

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おもちゃやおやつ、各種のグッズ…飼い主側に“自制”が必要?

 愛犬はかわいいから甘やかす。甘やかすとかわいいからもっとやる。そうした気持ちは、世界の愛犬家にとって身に覚えがありすぎるでしょう。しかし、犬は日々のしつけも大切な生き物。甘やかしすぎてわがままになってしまうと、人間との円満な生活が難しくなる場合もあります。

 そうした心配をする飼い主は米国にも多いようで、米ペット専門メディア「デイリー・ポー」は「犬を甘やかしすぎている7つの兆候」を挙げています。記事によると、飼い主にとってつらい状況の一つは「彼らを甘やかしたくなる衝動に抗うこと」。この時点で「分かる!」と大きくうなずいてしまいますね。

 気になるその兆候とはまず、自宅の全室に犬用のおもちゃ箱があること。同メディアは「1部屋にバケツ1杯のおもちゃがあることと、寝室からリビング、キッチンまでおもちゃが点在していることは別物」と指摘しています。いろいろな場所におもちゃを置いておくよりも一か所にまとめておいた方が良いでしょう。甘やかしすぎない対策としては、おもちゃをローテーションして与える方法があるそうです。

 次に紹介されているのは、海外ならではの甘やかし方です。それは、「スターバックス コーヒーで犬用の裏メニュー『パプチーノ』を与えてしまうこと」(裏メニューのため名称は異なる場合があります)。ホイップクリームを単独でカップに入れたもので、現時点では米国以外にもオーストラリアなどの一部店舗で提供されているようです。SNSなどでは海外の犬たちが夢中になっている様子を見ることができますが、同メディアは「特別な機会のためにとっておくべき」とすすめています。

 3つ目と4つ目は愛犬との距離感に関するものでした。3つ目は「丸一日ペットと過ごす計画を立ててしまうこと」。休日に連れ回したくなる気持ちはあっても、同メディアは「家が大好きな犬もいる」ため、本当に行きたがっているのか確認すべきと指摘しています。

 また、4つ目は「会いたくてたまらなくなって帰宅を早めてしまうこと」でした。飼い主と犬の距離が近すぎると、愛犬が分離不安症になる恐れがあります。分離不安症とは、飼い主さんと長時間離れて過ごす不安から問題行動を起こしたり、体調を崩したりしてしまう病気のこと。「分離不安症にならないために、離れて過ごす時間を作ることも大事」だそうです。

 さらに“飼い主の物欲”にも注意が必要なようです。5つ目と6つ目に挙げられているのは、「愛犬専用ワードローブを設置してしまうこと」と「新たなプレゼントの購入をためらわないこと」。近年は愛犬用の衣類などグッズが豊富ですが、「何を着ていようが、犬はかわいい」「良い散歩や最高の時間を過ごすだけで彼らが完璧にハッピーであることを忘れないで」と真理を説いています。

 そして最後の7つ目は、「自分の食事代よりもペットの食事代が高くなっていること」と、食費に関することでした。愛犬のごはんに愛情を込めるのは素敵なことですが、毎日の豪華メニューは行きすぎ。その代わりに自分の食事が適当なものになっていれば、明らかに甘やかしすぎといえるようです。

 愛犬との絆は一朝一夕で出来上がるものではありません。毎日の接し方は関係性を左右する唯一にして最大の要素です。お互いの気持ちや立場を尊重し合える仲を目指すなら、一方的な甘やかしがのちに大きな障害になりかねないのは人間の子育てと同様。まずは飼い主の側に自制が必要といえるでしょう。

(Hint-Pot編集部)