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大怪我を負うことも 冷凍庫で保存してはいけない意外な10の食材
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食べ物の鮮度が落ちやすく、いたませてしまいがちな夏は、冷凍保存を上手に活用したいところ。最近では意外な野菜や、作り置きを味や風味を落とすことなく冷凍する方法がさまざま発信されています。食品ロスの観点からも見逃せませんが、実は中には冷凍保存に向いていない食材も。今回は、米メディアが紹介した「冷凍保存してはいけない10の食品」を検証していきます。
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肉の再冷凍 やってはいけない場合は?
冷凍保存に向いていない10の食材を紹介しているのは、ニューヨーカーを中心に400万人もの読者がいる、ライフスタイルに特化した米ウェブメディア「PureWow」。挙げられた食材の中には、知らずに、または分かっていながらもついつい冷凍庫に入れてしまったというものがあるかもしれません。
○全卵
生卵を殻ごと冷凍庫の中に入れるのはNGです。冷凍することで中身が膨張し、殻が割れる危険があるそう。米卵協会によると、生卵を正しく保存するには、まず殻を割り、白身と黄身をよく泡立ててから、密閉できる冷凍保存容器に入れるのが良いと説明しています。
また、「Hint-Pot」編集部調べでは、白身と黄身を分けて保存したい場合は、白身はそのままでOK。黄身はそのままだと解凍した時に固くなってしまうため、解凍後の使用方法に合わせて、砂糖もしくは塩を少々入れてよく混ぜてから冷凍すると◎。
○解凍した肉
料理に使おうと思って解凍しておいたけど、予定が変わって使わなくなってしまい、ついついまた冷凍庫に入れてしまったなんて経験、一度はあるのではないでしょうか。
同サイトによると、米農務省のガイドラインでは、冷蔵庫で解凍した肉であれば、再冷凍しても問題ないとされているそう。ただし、室温や流水、電子レンジなどで解凍した肉は、再冷凍不可。すぐに調理する必要があります。ただし、たとえ冷蔵庫で解凍した肉であっても解凍と再凍結を繰り返すと、食感が悪くなります。
○炭酸飲料
以前から注意喚起をされていることが多く、ご存知の方も多いでしょう。冷凍庫に入れて長時間放置すると、膨張し破裂する危険性があります。また、冷凍庫の中で破裂しなくても、開けようとした時に衝撃が加わって破裂することも。
2018年には、中国の男児が冷凍庫でキンキンに冷やしたコーラを開けようとしたところ容器が破裂し、38針縫う大怪我を負った事件も報じられています。
○ヨーグルト
同サイトでは、他の乳製品と同様に、ヨーグルトは冷凍すると解凍時に分離してしまうと紹介しています。しかし、分離させないように冷凍する方法はあるようです。それは、ヨーグルトの約10%の重さの砂糖やはちみつ、練乳などを加える方法。こうすると、解凍時に分離しにくくなるようです。
○マヨネーズ
マヨネーズは0度以下になると、油とその他の成分に分離してしまいます。編集部調べによると、冷蔵庫でも場所によっては分離する可能性があるため、冷気が当たりすぎないドアポケットや野菜室で保存すると良いようです。
同サイトによると、他にも分離しやすいことを理由にクリーム系の料理、解凍時に味が落ちやすいワインや調理済みのパスタ、しおれやすい葉物野菜ややわらかな茎を持つ葉物ハーブは、冷凍に向かないとしています。
(Hint-Pot編集部)