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池の鳥居をくぐるコイ? 神社で撮影された神秘的な一枚を4.8万人絶賛 「癒やされる」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

茨城県・鹿島神宮の御手洗池で撮影された神秘的な一枚【写真提供:sara(@sara2626_if)】
茨城県・鹿島神宮の御手洗池で撮影された神秘的な一枚【写真提供:sara(@sara2626_if)】

 小さな池の中に建つ鳥居、その上には苔むした大木、そして下には澄んだ水の中を気持ち良さそうに泳ぐコイ……静寂と涼を感じさせる何とも神秘的な写真が、ツイッター上で大きな反響を呼んでいます。厳しい暑さが続く中、見る者に清涼感を与えてくれる一枚です。投稿したのは、イラストと写真を組み合わせた作品で話題の2人組アーティスト「sara」(@sara2626_if)。撮影時の裏話など詳しいお話を伺いました。

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写真にイラストを施すアーティスト「sara」 気になっていた御手洗池へ

 フォトグラファーのAraiさんとイラストレーターのsakoさんによる2人組アーティスト「sara」。パートナーでもある2人は、昨年10月から活動を始めました。美しい写真に物語を感じさせるかわいいイラストをプラスする作品は好評を博し、現在のSNS総フォロワーは15万人を超えています。

 今回大きな話題を呼んだ神秘的な写真は、先日ツイッター上で公開されたもの。撮影場所は、茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮の御手洗池です。

 2人はSNSを通じてこの場所を知り、茨城旅行の際には行ってみたいという思いを温めていました。そして先日、ついに足を運ぶことに。もちろん、ビビッときていた御手洗池を写真に収め、新しい作品を制作することも目的です。

コイの配置にこだわり30分以上も待機 色味も調整し渾身の一枚に

イラストを加えたバージョン。水面を歩く猫が何ともキュート【写真提供:sara(@sara2626_if)】
イラストを加えたバージョン。水面を歩く猫が何ともキュート【写真提供:sara(@sara2626_if)】

 お目当ての場所に着くと、Araiさんは入念に構図を調整。その中で特にこだわったのは、池を泳ぐコイの位置でした。

「コイを手前に、鳥居を奥に配置する構図で写真を撮影しようと思いました。コイが鳥居をくぐろうとしているように見せるためです。ただ当日は池の水温が低かったからなのか、コイが池の端に寄ったままなかなか動いてくれず、30~40分ほど待ちました」

 そんな我慢を強いられながらも、コイの群れが鳥居に近づいた一瞬を愛機の「Canon EOS R」でしっかり収めました。撮影時の天気は曇りで、やや光が抑えられた気象条件。太陽光の反射で池が白く写らないよう「C-PLフィルター」(偏光フィルター)をレンズに取り付けるなど、万全の対策で撮影に臨んだそうです。さらにその後は、全体の緑色とコイの色が美しく見えるように編集を加えました。

 そうしたこだわりが詰まった一枚は、ツイッター上で公開されると瞬く間に話題を呼びました。4.8万件もの“いいね”を集めた他、リプライ(返信)には「めちゃくちゃきれいですね!!」「絵だと思ってしまった……」「茨城にこんなところあったのか……」「すご~い。癒やされる」など、称賛の声が。また、中には「このコイを一緒に撮るのはとても大変ですよね」と、御手洗池の撮影の苦労を知る人からの声も届いています。

 ちなみに「sara」はSNS上での作品発表に加え、オンラインショップで依頼者からの写真に“落書き”を施すサービスも展開中。また、CDジャケットやツアーTシャツのデザイン、TikTokでの楽曲提供といったお仕事も幅広く対応可能だそうです。

(Hint-Pot編集部)