トムは「英国のすべてに恋をしている」　ウイリアム王子夫妻との友情も

　代表作の撮影という事情はあるにせよ、昨年に続いて英国での露出が多いトム。これまでの出演作でも英俳優との共演が多く、さすがに仕事以外の理由もあるのでは……と感じるでしょう。トムは米ニューヨーク州の生まれですが、実は曽祖父は英ウェールズからの移民でした。

　トムに近い情報筋は「メール」紙の電子版に対し、「彼は英国のすべてに恋をしている」と語っています。その理由に、娘イザベラさんの存在や英国の友人たちが関係しているようです。

　イザベラさんはニコール・キッドマンとの結婚中に迎えた養子の1人。2015年に英国人男性と結婚し、現在は南ロンドンのクロイドンに在住しています。

　同紙は、トムとウイリアム王子夫妻との友情にも言及しています。『トップガン マーヴェリック』のプレミア上映に王子夫妻を招待したのは、トム自身だったという見方が強いそうです。情報筋によると、トムは王子夫妻の「大ファン」で彼らの友情は「温かくプロフェッショナル」なものなのだそう。情報筋はプラチナ・ジュビリーのオープニングイベントに、トムを加えるよう薦めたのは王子夫妻だったことも証言しています。

　そうした交流があってか、『ミッション：インポッシブル』の8作目はウェストミンスター寺院内部での撮影が行われるといいます。英大衆紙「ザ・サン」の記事は、教会側が「非常に珍しい決定」を下して許可を与えたと伝えています。

今のトムは「完全に変わった」　英国で得られる自由を満喫？

　ロサンゼルスの情報筋が「メール」紙に語った内容によると、米国でのトムはプロモーション以外での露出がほとんどありません。自身が信仰する新興宗教サイエントロジーの人々や、家族以外の友達がいないように見えたといいます。しかし、英国で目にする今のトムは完全に別人のようです。

「（英国にいる時の）彼は本当に幸せで、いつも外出し、米国にいる時とは違って周囲にSPを従えていません。（ファンとの）自撮りにも応じるなど、英国では彼に自由があります。（それは）ここ（米国）で得ていなかったものだと思います」

　この傾向については「サン」紙も昨夏、「劇的に普通の人に変わった」と伝えていました。トムは移動用ヘリコプターの発着場封鎖に見舞われ、何と民家の庭に着陸。その際着陸許可を出した住人は、ヘリから降りたトムを見て仰天しました。しかしトムは家族と写真を撮影し、幼い子どもたちをヘリの座席に乗せるなどして感謝の気持ちを示したといいます。

　また、英大衆紙「デイリー・ミラー」の記事によると、現在暮らしているビギンヒルでも地元住民たちと積極的に交流しているようです。

　米国では得られない自由、それを求めた結果が英国だったという見方はどうやら間違っていないのかもしれません。自身のルーツがあり、愛娘も幸せに暮らしているのなら、なおさら愛は深いのでしょう。複数メディアによると、トムの英国滞在は来年頭までの予定。果たしてその後は米国へ戻るのでしょうか。

（Hint-Pot編集部）