どうぶつ
ねこが液状化!? キャットタワーに現れた謎の生物に約15万人驚愕「まさにぐニャあ」
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体の柔軟性が高いねこは、狭いところに入り込むプロ。液状化したようなぐんにゃり姿は世界的にも注目されており、SNSなどでも度々話題になっています。ユーモラスな研究を対象にした「イグ・ノーベル賞」では2017年、「ねこは固体か液体か」をテーマにしたフランス人研究者の研究が物理学賞を受賞しました。今回ご紹介するねこも、「ねこは液体」を実証するような存在かも。キャットタワーで見せたぐんにゃり姿が、ツイッターで約15万件の“いいね”を集めています。飼い主のゆさこ(@yusakovochi)さんにお話を伺いました。
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飼い主さんが透明ボウルを見上げると…そこにはウリちゃんの衝撃的な姿が
「何か……何か、その体おかしくないかっ!?」
ゆさこさんの驚きに満ちたメッセージとともにツイッターで公開された写真。そこに写っているのは、キャットタワーに付属するアクリル性の透明ボウルの中で、その曲線に合わせてぐにゃりとした体を沿わせているウナギのような生き物です。
実はこちら、生後7か月のキジトラねこで女の子の「ウリ」ちゃん。体の模様がイノシシの赤ちゃん“ウリ坊”に似ていることから名付けられました。今回披露してくれたぐんにゃり姿は、私たちが普段目にしているねこのイメージとはほど遠いもの。まるでボウルの中で溶けてしまった液体のようでもあります。
ゆさこさんによると、この透明ボウルはウリちゃんの寝床。写真が撮影された日も、ウリちゃんはこの場所でくつろいでいたそうです。「静かなので寝たのかな?」と、ふと見上げたゆさこさん。目に飛び込んできたのは、かつて見たことのない衝撃的な姿でした。
そこでゆさこさんはすかさず撮影。ツイッターに投稿すると、約15万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「まさにぐニャあw」「やはりねこは液体」「『ねこは液体』と言いますが、お手本レベルのどぅるんどぅるんですね」「液体なっちょる! 骨どこ?」「ニャン体液状化現象で笑ってしまいました」「これは何という生き物ですか?」など、液状化した姿に驚いた人からの声が多数寄せられています。
また「これがツチノコなんですね」「イエネコ(魚竜類)」「ウナギねこぉぉおおお」「ウナギイヌみたい」「妖怪猫又だ」「ヘビかと思った」など、別の生物を連想した人の声もありました。
気になるのはその後のウリちゃん。ゆさこさんによると、何とウリちゃんはそのままぐっすり眠ってしまったそう。
「眠い時はよくあの場所でフチにアゴをのせて溶けているのですが、あの時はいつも以上にぐにゃぐにゃで驚いたので撮影しました。そのままぐっすり眠ってしまったので、30~40分くらいは写真の状態でしたね。その後はボウルの中に全身を収め、朝まで寝ていました」
先住ねこのお姉さん2匹とにぎやかに暮らすウリちゃん
衝撃的な姿で話題になったウリちゃんは、元気いっぱいで勝気、人見知りもしない性格。14歳の黒ねこ「ひじき」ちゃんと、12歳の三毛ねこ「とび」ちゃんというお姉さん的存在の先住ねこ2匹とにぎやかに暮らしています。
飼い主さんは偶然出会ったウリちゃんに一目惚れ。ただし、先住ねこ2匹がいることもあってお迎えする気はなかったそうです。しかし結局は、しばらく後に一度抱っこしたことでノックアウト。
「頭の中でずっとCMの『その一目惚れ、迷惑です』というセリフがぐるぐるしていたのですが、家族に相談したら快諾してくれたのでお迎えしました」
実はこの時、ウリちゃんはずっとお腹を壊していたそう。ゆさこさん家族の温かいサポートを受けてすっかり元気になり、今ではキャットタワーの寝床以外でも液状化した姿を見せてくれます。ちなみに、2匹のお姉さんねこは液状化しないそうです。
「他の2匹は液状化しません。キャットタワーにも登らず、それぞれの他のお気に入りの場所でのんびりしているか、たまに床に落ちています」
どうやらキャットタワーはウリちゃん専用の遊び場のよう。自由に元気いっぱいで暮らすウリちゃんが、次にどんな液状化した姿を見せてくれるのか少し楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)