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「ここが怖い」 横断歩道での危険を自動車学校が注意喚起 2万人が共感
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全国的に多くの学校が夏休みに入っています。夏は子どもたちの外出が増え、開放感から思わぬ行動を取ることが。さらに運転手側も夏のレジャーによる疲労運転などが原因で、事故の増加が懸念されます。ドライバーには普段以上に「かもしれない運転」が求められるでしょう。烏山自動車学校(@KarasuyamaDS)はそんな状況を踏まえ、危険を予測した運転ができるドライバーの育成を目指したツイートを投稿。2.2万件の“いいね”を集め話題になっています。
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横断歩道近くに停止車両 気をつけるべきこととは
「ここが怖いと思える運転者を育てることが教習所の役目」
そうコメントが添えられたツイートには、運転席から片側一車線の道路が撮影されており、目の前には信号機のない横断歩道が。そして、対向車線の右手前方には中型トラックが止まっていて歩道側が見えにくくなっています。
もしもこの時、停止車両の陰にいる横断中の歩行者に気がつかず、そのまま直進してしまったらどうなるでしょう? 事故につながる可能性は極めて高いですよね。こうした場合、横断歩道の停止線手前で一時停止をし、しっかりと安全確認を行ってから発進させることが大切です。
そもそも道路交通法第38条において、「横断歩道等における歩行者等の優先」が定められています。横断歩道に近づく場合には、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の直前(停止線がある場合は停止線の直前)でいつでも停止できるような速度に落として進行しなければなりません。
また、横断歩道や自転車横断帯やその手前で止まっている車がある時は、そのそばを通って前方に出る前に一時停止することが義務付けられています。
夏休みで子どもだけの外出も増加 横断歩道以外でも注意を
もちろん教習所でこうしたルールは教えられていますが、実際に目にしなければどのような状況なのかは理解しづらいですよね。そこで烏山自動車学校は、こうした街にあふれる危険を再現した写真を投稿し注意喚起を行ったのです。
ツイートは大きな話題を呼び、2.2万件もの“いいね”が集まりました。また、「対向車の陰から横断歩行者が渡ってくるかもしれないと思ってほしいですね」「とても大事な危険予測ですね」「たくさんの人が考えてくれますように、私も気を引き締めます」など、さまざまなリプライ(返信)も寄せられています。
夏休みになり、子どもたちだけで学童保育やプールに通う姿を見かけることが増える時期です。横断歩道だけでなく、乱横断や飛び出しなども考えられます。より一層気を引き締めたドライブを心がけましょう。そして、自身が歩行者となる場合にも、交通ルールをしっかりと守ることが大切です。
(Hint-Pot編集部)