ジェネレーションギャップを感じる瞬間が話題になることがあります。例えば、電話をかける時のジェスチャー。黒電話や公衆電話をよく使っていた世代は、親指と小指を立てて握った手を耳元に当てる人が多いのではないでしょうか。しかし、スマートフォンが主流の現代は、こうしたジェスチャーが伝わらないことがあるようです。どうやら車も同様で、「伝わらない人が増えそうだと思った」という車にまつわるジェスチャーが注目を集めています。烏山自動車学校（栃木県那須烏山市）の公式ツイッター（@KarasuyamaDS）が公開した動画に、ドライバーから共感の声が集まっています。

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運転席で右手首をぐっとひねる仕草の意味とは…？

「このジェスチャーが伝わらない人が増えそうだと思った2022年夏」

　1.9万人のフォロワーを誇る烏山自動車学校の公式ツイッターがこんな文言とともに投稿したのは、運転席で右手首を手前から奥にぐっとひねる仕草。親指と人差指で何かをつまんでいるように見えます。

　さらに「最近の教習車はこれが増えてます」と1枚の写真も公開。車内にあるエンジンスタートボタンが写っています。手首を回す仕草は、どうやらエンジンキーを回す際のものだったようです。

　自動車を運転する際、まずしなければいけないのはエンジンをかけること。少し前までは、キーシリンダー（鍵穴）にキーを挿し込んで回すという操作が当たり前でした。

　しかし、近年はスマートキーが普及。これを所持していれば、ドアノブに触れるだけで解錠・施錠ができるだけでなく、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押すだけでエンジンをかけることができます。

　このプッシュ式を搭載した車が主流となり、キーを挿し込んでから手首をひねってエンジンをかけるという動きをする人が少なくなってきただけに、烏山自動車学校の投稿には共感の声が続々。リプライ（返信欄）には「確かにそうですね」「ですよねーだってボタンですもの」「今の若い人は知らなさそうです」と言ったコメントがつきました。

　一方で、「ひねってこそエンジン……!!」「ついやってしまうジェスチャーです」と言う声も。まだスマートキーの新車に乗り換えたばかりの時に、エンジンをかけようと、思わずキーシリンダー付近に右手を持っていってしまったという人もいるのでは？　しかし、この気持ちが分かる世代も次第に少なくなっていくのでしょう。

　車の進化は止まらないだけに、今後どのような操作がなくなっていくのか、気になるところですよね。

（Hint-Pot編集部）