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“最高にダメな左折” 自動車学校の注意喚起に約2万人共感 「毎度ヒヤッとする」
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交差点で車を左折する際、ハンドルを一度右に切ってから左折する行為。いわゆる「煽りハンドル」は周囲を混乱させ、対向車や後続車などを事故に巻き込む可能性があります。この危険な行為についてツイッターで度々注意喚起を行っているのは、烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)です。「最高にダメな左折」と題した「煽りハンドル」の実演映像は、1.9万件もの“いいね”を集めました。「基本的な左折」との違いは一体どこにあるのでしょうか。
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対向車との衝突や巻き込み事故の危険性大
烏山自動車学校の公式ツイッターは先日、「最高にダメな左折」とした映像で左折時の注意を呼びかけました。同校はこれまでにも、教習場内で撮影した「煽りハンドル」の映像で「右折と思わせる左折に気をつけろ」と呼びかけるなど、危険な左折について注意喚起を行っています。
今回は片側一車線の十字路が舞台。手前から現れた乗用車は、一切徐行せずに交差点に進入します。その際、右手の対向車線にはみ出し、そのまま大回りで左折。さらにその先でも対向車線にはみ出ているように見えます。しかも右手を窓の外に出したままの運転手は、どうやら片手ハンドルで運転しているようです。
もし対向車線に車がいれば、衝突事故が発生する可能性が。また、スピードを落とさず、車を左に幅寄せしないことで、自転車や自動二輪車などの巻き込み事故を起こす危険性もアップします。
「基本的な左折」はしっかり減速して左寄せ
映像は大きな話題になり70万回近くも再生されています。そして、リプライ(返信)には、「車線はみ出してくるから、毎度ヒヤッとする」「この曲がり方、近年増えたように思う」「何で左に曲がるのに右にはみ出してくるんでしょうね。バイク通勤の私は戦々恐々としています」など、共感の声が殺到しました。
同校の担当者さんは話題になったツイートの後、「基本的な左折」とする映像も投稿。そこには、交差点の手前からしっかりと徐行しつつ車を左に寄せ、小回りで左折する様子が映っています。
安全に左折するには、焦らずに減速をすることが第一。また担当者さんのコメントによると、「左折は走行位置を意識しないと膨らみやすくなる」そう。ハンドルを切りすぎると内輪差がより大きくなるため、左折場所のカーブに沿うイメージでハンドルを切ることが大切でしょう。
(Hint-Pot編集部)