縦列駐車が苦手だというドライバーは多いのではないでしょうか。教習所で練習はするものの、免許を取得してから実際に行う機会は少ないためか、なかなか慣れることができないというのも理由の一つかもしれません。そんな難しい縦列駐車ですが、何と助手席からのハンドル操作で、完璧な縦列駐車をこなす動画が話題になっています。栃木県那須烏山市にある烏山自動車学校の公式ツイッター（@KarasuyamaDS）で公開されたこの“スゴ技”。コツをお伺いしました。

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助手席からのハンドル操作で縦列駐車は指導員でも難しい！

　運転をする際の注意点などをこまめに投稿し、フォロワー約1.7万人を誇る烏山自動車学校の公式ツイッター。今回公開したのは、教習指導員による“スゴ技”動画です。

　運転席に誰も乗っていない教習車。教習指導員が助手席から、周囲やミラーを確認しながら器用にハンドルを動かしていきます。倍速再生となっているこの動画には「縦列駐車のハンドル操作のイメージ映像です　教習指導員は助手席から補助ハンドルで縦列駐車ができるんだぜ」と説明が添えられています。

　実際に“運転”しているのは、烏山自動車学校のツイッター運用も担当している小西隆さん。「縦列駐車をする際に、ハンドルをどう動かしているのか正面から見えるように撮影しました。少々、分かりづらいかもしれませんけど、大体あんな感じということの紹介をしたかったので」と、この動画を投稿した理由を明かしてくれました。

　小西さんによると、縦列駐車に苦手意識を持っているドライバーは多いと感じているそう。ただ、コツが分かれば「実はそんなに難しくないもの」だと語ります。

「教習でも練習をしますが、ハンドルを切るタイミングを理解していないとできないと思います。また、自分の車が車庫に対してどこにいるかや、他の車など周囲との位置関係が分かっていることも重要。教本に出ている基本が分かれば、難しいものではありません。教本をしっかり見てもらいたいですね」

　もっとも、今回の動画のように助手席からのハンドル操作で縦列駐車をするというのは、教習指導員でもあってもかなり難しい技術だそう。

「そんなにできる人はいないと思います。しっかり練習しないと難しいでしょう。手が届きにくいのと、助手席からミラーを見ながらタイミングを取るのが難しいので」

　指導歴18年の小西さんでも「たまたまできました」と話す“スゴ技”に、フォロワーからは「僕もできるようになりたい！」「さすがな空間認識力とドラテクです　すごい!!」「神業!!」「さっすがあ、尊敬しちゃうね」といった声が上がっています。

　なお、小西さんは同じように補助ハンドルでS字カーブをバックする動画もあげていますが、こちらは「ハンドルを回すタイミングがそんなにシビアではないので、そんなに速度が速くなければ難しくない」のだとか。プロの技術に改めて感心させられますね。

（Hint-Pot編集部）