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灼熱の車内から子犬を救出した女性警官 1か月後のお迎えに称賛続々 「これは最高」
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世界が熱波に見舞われている今夏、7月下旬には米ニューヨーク市でも熱中症による死者が出るなど、深刻な状況が報じられました。そんな中、車内に閉じ込められていた子犬の命を救ったニューヨーク市警の女性警察官。約1か月後に家族として迎えた子犬との“友情”が話題になっています。子犬と抱き合う様子がSNSで公開されると、感謝の声が多く寄せられました。
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通報を受けて現場に急行した警官 約1か月後に子犬と家族に
車内から救出した白い子犬を引き取り、この度新しいお母さんになったのは、ニューヨーク市警察の女性警察官、アルナ・マハラジさんです。所属する第19署はマンハッタンのアッパーイーストサイドを管轄としています。
「ニューヨーク市警察の警察官が灼熱の車内から救い出した犬を引き取る。もう絶対にネグレクト(虐待)はさせません」との見出しで報じた米誌「ピープル」によると、マハラジさんは約1か月前、市民から通報を受けて同僚らと現場に急行しました。通報の内容は「子犬が自動車に2時間以上閉じ込められ放置されている」というものだったそうです。
当日の気温は27度程度。しかし同署によると、車内温度はわずか10分間で「致命的な」39度にまで上昇してしまうそうです。そこでマハラジさんらが窓ガラスを割って子犬を救出すると、周囲の住民からは歓声が沸き起こりました。なお、子犬を置き去りにした飼い主は捜査対象になっているとのことです。
この件からしばらく経った現地時間7月28日、灼熱の車内に置き去りにされていた子犬を救った第19署は、公式ツイッターでうれしい報告をしました。「この子犬は二度とネグレクトされることはないでしょう。1か月前、このかわいいわんちゃんは飼い主に数時間も車内に閉じ込められたまま放置されましたが、救助隊の1人、マハラジ巡査が彼を昨日引き取りました」と伝えて、マハラジさんと子犬が抱き合う画像を公開したのです。
すると、子犬を引き取ったマハラジさんに称賛と感謝の声が殺到。「このかわいらしい子犬を救ってくれてありがとう! 素敵な家が見つかって本当にうれしい」「これは最高だ。今日一番のストーリー。この警察官に感謝です」「熱中症の犬を救って、最高の家を与えてくれたことに感謝します」「動物愛好家、そして、ヒーローであり続けてくれたことに感謝です」「ビューティフルだ」といったコメントが続々と寄せられています。
(Hint-Pot編集部)