どうぶつ
額を銃で撃たれたコーギー 奇跡の生還から懸命に回復する姿が話題 「愛と祈りを」
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日本でも法律が改正されるなど、動物愛護への社会的関心は世界中で高まっています。それでも残念ながら、人間によって傷付けられた動物たちは後を絶ちません。このほど米国では、額を銃で撃たれながらも奇跡的に一命を取り留めたコーギーが話題に。懸命に生きる様子がSNSで共有されると、応援の声が続々と寄せられています。
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単なる怪我かと思いきや銃弾で負傷 治療を受けると順調に回復
銃で額を撃たれながらも奇跡の生還を果たしたコーギーは、8歳の男の子「アーサー」くん。米ペンシルベニア州の地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」が、アーサーくんの身に起きた出来事の詳細を報じています。
同紙によると現地時間7月14日、ランカスター郡ニューホランドの農場で、額に大きな怪我を負ったアーサーくんが発見されました。耳はかぶれ、弱った状態だったといいます。しかし、発見した農場所有者はこの時、アーサーくんがフェンスをかいくぐって敷地内に入ってきたため、それほど深刻な傷だとは認識していませんでした。
それから4日後、アーサーくんは動物保護施設「メイン・ライン・アニマルレスキュー」に運び込まれました。すると、額の傷は銃で撃たれてできたものだったことが判明したのです。また、撮影されたレントゲン写真からは、銃弾の破片がアゴに残ってはいたものの、幸いにも脳を傷付けていないことが分かりました。
アーサーくんの治療にあたったペンシルベニア州動物虐待防止協会(PSPCA)の獣医師アリシア・ロイヤーさんは、この奇跡的な出来事やその後の回復を大きな驚きとともに受け止めています。
「彼(アーサーくん)は本当に幸運でした。事件に遭って1週間以上が経ちますが、今では順調に回復しています。麻酔から覚めた2日後には、かわいいシッポを振っていたくらいですよ」