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「おこもりステイ」って何するの? ホテルの達人が教える心地よい過ごし方4選
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うだるような暑さが続いていますが、たまにはおうち以外で自分の時間を楽しみたい。そんな方はホテルを利用して一日を過ごす「おこもりステイ」はいかがでしょうか? 曽祖父が都内でホテルを創業し、いわゆる“ホテル一家”に生まれ育ったホテルのエキスパート・小林千花さんが、ホテルの魅力や楽しみ方をレクチャーするこの連載。第3回のテーマは、ただ宿泊するだけじゃない「1人で楽しむおこもりステイ」についてです。
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「おこもりステイ」は自分へのご褒美
ホテルは旅先の延長線上だけに存在しているものではありません。時には“自分へのご褒美”として、1人で利用できるのもホテルの魅力の一つ。日頃の疲れやストレスなどを解消し、リフレッシュできる「おこもりステイ」は、私にとってリラックスできる心のサプリメント的な存在です。
今回は、私が実践している「おこもりステイ」の過ごし方と、その時の必需品について紹介します。
○「いつか読もう」と思っていた本を読む
・持ち物:「積読」状態になっている本、お気に入りのルームウェア
まずお部屋に到着したら、リラックスできるルームウェアに着替え、読書にふけります。お腹が空いたらルームサービスを利用し、気分を変えたい時はホテル内のラウンジやバーに行くのもおすすめ。本に登場するお酒やスイーツを注文するのもいいでしょう。そんな“非日常の体験”もホテルに泊まっているからこそですね。
○好きな映画を存分に楽しむ
・持ち物:テレビに接続して使える映像出力機器
ミラーリングや配信サービスが観られるホテルも増えていますが、そうではないホテルもあります。その場合は、HDMIを挿すところとWi-Fiさえあれば、「Amazon Fire TV stick」などの映像出力機器をテレビにつないで観ることが可能です。本格的に映画やライブを楽しみたい時は、プロジェクターを持参するのも良いでしょう。自分の好きなスナックやドリンクを持ち込んで、誰にも邪魔されず、自分の好きな映画の世界観にどっぷり浸かりたい時におすすめの過ごし方です。
○自分と向き合う時間を過ごす
・持ち物:ノートとペン
私は月に1回、1人でホテルに宿泊して1か月を振り返る時間を取っています。日常の中で自分と向き合う時間を確保するのは難易度が高いことですが、ホテルステイはそんな時間と場所を作るチャンスです! 1か月間どんな日々だったのかを振り返ったり、来月の目標を立てたり、自分と向き合う時間は気持ちをポジティブにしてくれます。
○体と心にご褒美を
・持ち物:トレーニングウェアと靴、ジムやスパへの移動用のカジュアルなワンピース
フィットネス用の靴やウェアは、貸してくれることもありますが、コロナ禍の影響で貸し出しをしていないホテルも。自分で持参することをおすすめします。ホテルのジムやスパは午後4時から午後6時の間が一番空いているので、この時間を目がけてまずジムへ向かいます。その後、スパとサウナで汗を流します。ホテルのスパでは、施術はもちろん、その空間自体にも癒やされ、体も心もリフレッシュできる贅沢な時間を過ごすことができます。
「おこもりステイ」の目的は、自分自身を労わることです。たまには、毎日頑張っている自分を認めてあげて、心と体に栄養を与える時間をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?
(小林 千花)
小林 千花(こばやし・ちか)
1995年10月3日、東京都港区生まれ。2018年から生島企画室に所属し、舞台を中心に俳優として活動。株式会社ファーストキャビンHD取締役。「美人百花」(角川春樹事務所発行)の専属読者モデル。特技は「一度お会いした人の顔と名前を覚えられる」。趣味はホテルめぐり、宝塚観劇。「利き酒師」の資格も持っている。身長155センチ、血液型O。