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自宅前でまさかの事態! ワニと格闘する父親が米国で話題 無事捕獲も娘の反応は?
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子どもに危険が及びそうな時、たとえどんな相手であっても立ち向かうという保護者は多いでしょう。米国では、自宅前に突如現れた猛獣と格闘した父親が話題になっています。娘の叫び声を聞いた父親が闘った相手は、何とワニ。果敢に立ち向かった父親とワニの対決の結果は、どうなったのでしょうか?
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ブラジリアン柔術黒帯の父親がワニを捕獲!
娘の入学式当日、自宅の前に猛獣が鎮座していた……そんなドラマのような状況が実際に起こったのは米テキサス州でした。
米テレビ局NBCの朝番組「トゥデイ」ウェブ版によると、まさかの事態が発生したのは現地時間の16日。同州のレイク・オリンピアでレストランを経営するマイク・トリンさんは、中学校の新学期を迎える娘の着替えを待っていました。すると娘が「お父さん、家の前にワニがいる!」と叫んだのです。
最初は冗談だと思ったトリンさんですが、窓の外を見ると体長6フィート(約182センチ)程度の巨大ワニが自宅の前に座っていました。このワニは川や沼、湿地帯に生息するアメリカアリゲーターという種類で、テキサス州では絶滅危惧種に指定されているそうです。
このような事態に見舞われた際、一般的には同州の管轄機関に通報します。しかし、トリンさんは人気テレビ番組「クロコダイル・ハンター」の大ファンで、しかもブラジリアン柔道で黒帯を取得している猛者。タオル3枚とハンマーで武装すると、何とワニに1対1の勝負を挑みました。
ワニにタオルを投げて頭部を覆うと背後からアゴを掴み、ハンマーでその口を固定。そして、娘さんにダクトテープを持ってきてもらい、口と腕と足を封印しました。その見事な立ち回りは、「ワニ退治のエキスパートによる関節技の動き」と報じられています。
「最初の(タオル)2投はうまくいかなかったけど、3投目はうまくいったね」とトリンさん。ワニ確保に成功後、地方自治体に保護を求めましたが、この仕事は管轄機関である「Texas Parks&Wildlife」の担当であり、まだ早朝だったため受付時間外でした。そこで、トリンさんは友人とトラックにワニを乗せて、自宅から約270メートルほど離れた湿地帯へ連れて行ったそうです。
「娘は最初に自分の言ったことが信じてもらえなくて腹を立てていました。子どもたちは僕のことをとんでもない愚か者と思ったみたいです」
我が子の登校初日を無事迎えるために、ワニを捕獲するという猛者ぶりを見せたトリンさんでしたが、娘たちの目には無謀に映ったのかもしれません。反応は残念ながら芳しくなかったようですが、ワニとの格闘自体は30分以内で決着。子どもたちは遅刻することもなく、無事に登校できたそうです。
(Hint-Pot編集部)