どうぶつ
ねこじゃらしにぶら下がって遊ぶフクロウに2万人夢中「かわいすぎる」 海外からも反響
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愛嬌のある顔と仕草がかわいらしいフクロウ。映画やドラマ、ゲームなどによく登場する動物ですが、実際の飼育には独特の注意点が多数あります。飼い主になるには相当な心がまえが必要とされ、普段の生活もあまり知られていないでしょう。今回ご紹介するのはニュージーランドアオバズク。飼い主さんが一緒に遊ぶ様子をツイッターに投稿したところ、2万件もの“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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ニュージーランドアオバズクのムスクちゃんが“釣れた”?
ニュージーランドアオバズクの「ムスク」ちゃんは2歳の女の子。フクロウの中でも中型種に属するニュージーランドアオバズクは、比較的飼いやすいといわれています。お名前の由来は、深みのある甘い香りの「ムスク」。鳥特有の香ばしい匂いが好きな飼い主さんは、匂いにちなんだ名前にしたかったそうです。
ムスクちゃんはある日、飼い主さんとおもちゃのねこじゃらしで遊んでいました。目の前にねこじゃらしを差し出されると、2本の足とくちばしでガシッと掴みます。
そのまま飼い主さんがゆっくりと持ち上げると、大きく羽を広げたムスクちゃんがぶら下がりました。ねこじゃらしでフクロウが“釣れて”しまったのです。
ゆらゆらと前後に揺らされたり、くるくると回されたりしても、ねこじゃらしを掴んで離さないムスクちゃん。ねこじゃらしがそっと床に降ろされても離さず、そのままの状態でキープし続けていました。何だか楽しそうです。
飼い主さんはそんなムスクちゃんの様子を動画で撮影。「【本日の釣果】中型フクロウ1羽」というメッセージを添えてツイッターに投稿したところ、2万件もの“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「ねこじゃらしでじゃれてる~!? かわいい」「グハッ!! かわいすぎるwww」「ぬいぐるみかと思うほどのかわいさ」「フクロウの一本釣り」など、夢中になった人からの声が続出。また、海外からも多くのコメントが寄せられました。
ただし、フクロウはわんちゃんなどのようにかまってほしい動物ではありません。おもちゃを与える際は誤飲・誤食に注意し、必ず人の目の届く範囲で遊ばせる必要があります。
ムスクちゃん 出会いのきっかけは“熱い視線”
たくさんの人を夢中にさせたムスクちゃん。飼い主さんが初めて顔を合わせた時「飼い主さんのおうちの子になりたいなぁ」とでも言わんばかりに見つめられました。その“熱い視線”がどうしても気になり、お迎えするかどうか非常に悩んだそうです。
決して簡単ではないといわれているフクロウの飼育。最終的には猛禽類に対応した病院が近くあることなどを十分に確認した上で、お迎えを決意しました。
現在はお店で定期的に爪やくちばしのメンテナンスをしてもらったり、抜ける羽根の量や様子に気を配ったりと、日々の健康管理が欠かせません。そうして元気に育ったムスクちゃんは、マイペースで好奇心旺盛な性格に。おもちゃで遊ぶのも大好きだそうです。
「ねこじゃらしの他、クジラ型のぬいぐるみでもよく遊びます。繊細な生き物なので、普段の生活ではなるべくストレスを与えないようにしていますね」
飼い主さんに目一杯の愛情を注がれているムスクちゃん。ツイッターアカウントでは日常の様子を見ることができますよ。
○取材協力:ねむたこ(@mskbazk)さん
(Hint-Pot編集部)