コロンとした体のフォルムに大きな丸い目など、どのパーツも愛らしさいっぱいのフクロウ。ここ数年は実際にふれあうことができる“フクロウカフェ”も全国的に増え、身近に感じることができる人気の鳥です。あるフクロウが日向ぼっこをしていたところ、体がみるみるうちに床に沈んでいく液状化現象が!?　その様子が「溶けてる！」とツイッターで約7万件の“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんにお話を伺いました。

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日が差し込む窓際に現れた謎の生き物は、ベンガルワシミミズクのガルーくん

　日向ぼっこをしている、茶色と黒色の羽毛に覆われた謎の生き物。実はこちら、頭部の両端に耳のように突き上がった飾り羽の羽角（うかく）が凛々しいフクロウの一種、ベンガルワシミミズクの「ガルー」くんです。

　フクロウといえば、ちょっと丸みを帯びたふわふわの羽に包まれた体、そして二本脚でしっかりと木の枝などに掴まっている姿を想像しますよね。でもガルーくんのこの姿は「フクロウ？」とちょっと目を疑ってしまうほどイメージからかけ離れています。

　羽を目一杯左右に広げて、床に沈み込むような体勢のガルーくん。飼い主さんによるとガルーくんは体長約50センチ、羽を広げると全長140センチほどだそう。まるで溶けてしまった液体のようにも見えます。

　しばらくすると、ガルーくんは自分の姿を撮影されていることに気づいたのか、我に返るとだらーんと広げていた羽をゆっくり閉じて立ち上がったのでした。

　この様子を飼い主さんが「フクロウも溶けるほど暑いです」というコメントを添えてツイッターに投稿すると、7万件近い“いいね”が集まり話題になりました。

　リプライ（返信）には「と、と、と、溶けてる……」「Wow！　Amazing beast！」「ガルーくんスライム化」「くだけすぎです　元に戻れますか」「空飛ぶねこですね」「ほぅそういう風に溶けるんですね」「マントだね」「何てかわいさだ」「最後の『いや溶けてないから』的な仕草がウケました」など、国内外問わず驚きの声が多数寄せられました。

「これは日向ぼっこをしています。フクロウに限らず、動物が太陽光を浴びるのは殺菌効果やストレス解消の効果があるといわれています。部屋は冷房がついていて涼しいので、暑くて羽を広げているわけではありません」

　飼い主さんによると、どうやらガルーくんは暑くて溶けてしまうような仕草をしていたわけではなく、リフレッシュしていたようですね。

　ちなみに本当に暑い時は「肩から翼をだらんと落として、くちばしを開けて暑そうにハアハアとのどを鳴らします。水を与えるとゴクゴクと飲みます」とのことで、こういう状態の時は注意が必要だそうです。