話題
綿棒がポケモンに! ドット絵風な精巧アートに約2万人が感動「めっちゃ欲しい」
公開日: / 更新日:
世代を問わず、熱狂するファンが多い人気ゲーム「ポケットモンスター」。綿棒を使ってキャラクターを再現した、まるでドット絵のような仕上がりの“綿棒アート”が、SNSで話題になっています。作成したのは、くまった(@kumattaojisan)さん。綿棒の染色から始まる、一連の作業工程を撮影した動画には、何と約2万件もの“いいね”が集まっています。綿棒アートを始めたきっかけなど詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
こだわりポイントは? リバーシブルで“色違い”を再現
このほど注目を集めたのは、ポケモン第3世代に登場する“御三家”で、くまったさんにとって思い入れがあったという「ミズゴロウ」の綿棒アート。770本の綿棒を20色の水彩絵の具で染め上げ、木工用ボンドで組み上げています。裏面は色違いである紫色の個体が。リバーシブルで楽しめるようになっているのも、くまったさん作品の特徴です。
動画では省略されていますが、まずはキャラクターのドット絵を描き、綿棒の数や色の種類を決めるそう。綿棒を染める際は、絵の具を溶いた色水に浸けてから乾かしていきます。色とりどりの染料を見ているだけでワクワクしますよね。特別な道具を使っているわけではなく、定規やカッターマット、輪ゴムを駆使して作るそうです。
今回の作品の大きさは、縦幅15センチ、横幅12センチ、奥行き8センチほど。投稿された動画ではあっという間に完成していますが、制作には1週間ほどかかったそうです。
ミズゴロウ綿棒アートの制作風景を撮影した動画は1.9万件の“いいね”を集め、再生回数は41万回を超えています。リプライ(返信)には「何回拝見してもすごい……」「めっちゃ欲しい。売ってたら絶対買う」「裏と表で色違いなのすごい」「感動しました」などの声が上がり、多くのポケモンファンを喜ばせています。
綿棒アートを始めたきっかけは?
くまったさんが綿棒アートを始めたきっかけは、ツイッターで見かけたある投稿でした。
「日清カップヌードルさんの公式ツイッターです。カップヌードルを綿棒で作った作品を見て、『面白い! 私もやってみたい!』と思い、大好きなポケモンから制作を開始しました」
今まで作った中で一番の自信作は、2802本もの綿棒を使用したというてんくうタイプのポケモン、「レックウザ」。こちらもリバーシブルで色違いを再現しました。
グリーンのボディを裏返すと、ブラックカラーでぐっと迫力が増しています。ちなみにくまったさんのお気に入りのポケモンキャラは、「ポケモンセンターで購入したボールペンを愛用しているうちに愛着が湧いた」というモンジャラだそう。
さらに、くまったさんはポケモン以外にも、漫画「鬼滅の刃」の煉獄杏寿郎(※「煉」は「火」に「東」が正式表記)や、スマートフォン向けゲームアプリ「ウマ娘 プリティダービー」のマヤノトップガンなどにも挑戦。どの作品も、キャラクターの表情や立ち姿などを忠実に再現しています。
くまったさんが手がける綿棒アートは、使用している綿棒1本1本すべてが作品。細部にわたって魂が込められています。今後はキャラクターだけでなく、犬や猫など“現実”の動物をモチーフにした作品作りにも意欲を見せています。今後の制作活動も目が離せないですね。
(Hint-Pot編集部)