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故ダイアナ元妃が「やりたかった」こととは? 悲劇の事故から22年経ち明らかに
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8月31日、この世を去った民衆のプリンセス 自叙伝著者が証言
チャールズ皇太子との離婚から1年後、15歳だったウイリアム王子と12歳のヘンリー王子を残し、悲劇の交通事故でこの世を去ったダイアナ元妃。今もなお、「民衆のプリンセス」を偲ぶロイヤルファンはたくさんいる。あのパリの悲劇から8月31日でちょうど22年が経ち、当時36歳だったダイアナ妃が「晴れて自由の身になって”やりたかったこと”」が明らかになった。
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故ダイアナ元妃の自叙伝「ダイアナ:彼女の真実」の著者アンドリュー・モートン氏は、民衆のプリンセスが「心理学の学位を取りたがっていた」と証言する。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」紙は、その理由として、ダイアナ元妃自身が心の病に苦しんだ体験あるからではないかとしている。
1995年、ダイアナ元妃はBBCのドキュメンタリー番組「Panorama」に出演してインタビューに応じた際「(過食症は)秘密にしてきた病気。自分自身に自信を失って、自分がどうでもよく感じることで陥ってしまった。一日に4度も5度も満腹にすることでしか満足感が得られなかった」と話し、自身が「過食症」だったことを認め、さらにはうつ病にも苛まれていたという。
またダイアナ元妃は義務教育終了後16歳で学校を離れ、チャールズ皇太子との結婚前はダンスのインストラクター、学校の秘書、パーティーの接客、乳母等の職業を転々したことで、資格の重要性を実感していたという。しかし19歳で皇太子夫人となって王室メンバーとなると多忙を極め、自分を教育する機会を失ってしまう。
そんなダイアナ元妃は離婚を機に、自らが過食症やうつ病に苦しんだ経緯もあり、心理学の学位取得を夢見ていたという。パリの事故はその矢先の悲劇だった。
前出のモートン氏は「きっとダイアナ元妃とメーガン妃はものすごく気が合ったことでしょう」と語る。その理由はついては「メーガン妃は大学の学位がある女優で世界的なステージで活躍するアクティビスト。きっとダイアナ元妃はメーガン妃の人生に自分が夢見る人生を重ねたのではないでしょうか」と話している。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)