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車が時速30キロで水たまりを通過 水はどれだけ跳ねる? 自動車学校が注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

時速30キロで通過したら水はどれだけ跳ねる?(画像はスクリーンショット)
時速30キロで通過したら水はどれだけ跳ねる?(画像はスクリーンショット)

 雨上がりに道を歩いていたら、横を走っていた車が水たまりを通過し、ひどい目に遭った――そんな経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。逆に、車を運転する際は水を跳ねさせて歩行者に迷惑をかけないよう、十分に注意したいところ。実際に「泥はね運転違反」という罰則も存在します。そこで注目したいのが、烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)が公開した動画。車が時速30キロと10キロでそれぞれ水たまりを通過した際、水の跳ね方がどれだけ違うかを“検証”する分かりやすい動画を投稿しています。

 ◇ ◇ ◇

烏山自動車学校が時速30キロと10キロの比較映像を公開

 烏山自動車学校が最初に公開したのは、時速30キロの映像。前方から走ってくる車が水たまりを通過すると、大きく水が跳ねています。「時速30キロでも水は数メートルも飛ぶことがあるんだぜ」という説明に「水たまりがある時は泥はね運転にならないように気をつけるのだ」という注意喚起も添えられています。

 そして、このツイートにリプライ(返信)する形で投稿しているのは「元動画と同じ水たまりを時速10キロで走った映像」です。今度は前方からゆっくりと走ってきた車が水たまりを通過していますが、水はほとんど跳ねていません。こちらには「水たまりがある時は泥はね運転にならないように徐行したり避けたりするなどしましょう」との説明があります。

 2つの映像を見れば、速度を落とすことで“水はね”を抑えられるのは明らか。歩行者などに気をつけながら、必要に応じて徐行することが大切であると分かります。

 30キロで水たまりを通過する動画は再生回数が3万回に達しており、「これ、気をつけない人が多すぎてうんざり……」「これで何回か制服がびしょびしょになっちまったのよ……」「大型車だと余計に……」「歩いている時も運転している時もかけられたことあります」などと“被害者”からのコメントが。自分が歩行者として水をかけられた経験があるため、運転する際には気をつけているという人もいました。

 また、「歩いてる人に万が一かけたら、罰金ですもんね」というコメントには、烏山自動車学校が「泥はね運転という違反があります」と返信しています。

 道路交通法第七十一条第一項には、「ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること」とあり、違反をすれば罰金対象になるとのこと。教習所学校で習う内容ですが、実際には忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

 事故やトラブルを防ぐために大切なのは、周囲への気遣い。歩道を歩く人にも注意しながら、安全運転を心がけたいですね。

(Hint-Pot編集部)