多頭飼いを始めた理由として多く耳にするのは、先に飼っていた子が寂しくないようにというもの。でも中には、先に飼っていた子の“一目惚れ”から始まることもあるようです。柴犬の女の子に魅了されたパグの男の子。出会いから5年経っても愛情はまったく衰えていませんが、実際の関係性は「ツンデレ女王様と下僕」なのだとか。ツイッター上で7.2万件の“いいね”を集めた動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ドッグランにいたアキちゃんにラルくんが一目惚れ

　動画に登場しているのは、パグの男の子で5歳の「ラル」くんと柴犬の女の子で5歳の「アキ」ちゃん。先にお迎えされたラルくんは、飼い主さんの配偶者さんが好きな「機動戦士ガンダム」のキャラクター、ランバ・ラルにちなんで名付けられました。

　飼い主さんご夫妻はおふたりともいぬ好きですが、ラルくんを迎え入れた時は多頭飼いするつもりがまったくなかったそう。考え始めたきっかけは、何とラルくんの“一目惚れ”でした。

「とある室内ドッグランで、ラルが4か月の時に3か月の柴犬に一目惚れ。行く度に追いかけっこやプロレスで遊ぶようになりました。『仲良しやな～』と思いながら通うこと数か月、柴ちゃんとラルが夢中で遊ぶ姿を見て、徐々に多頭飼いのワードが頭をよぎり……出会って5か月後、ついに柴ちゃんを『アキ』として迎え入れることに決めました」

　それが今から5年前のこと。そうして2匹が一緒に暮らし始めた当初から、ラルくんからアキちゃんへの“好き”は爆発していたそうです。

「とにかくラルはアキが大好きで、ずーーーっとつきまとっていました。あまりのしつこさに、アキが怒り教育していくうちに、今の上下関係になったんです」