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「高い」と感じるガソリン価格は? 6年で50円の値上がり 高止まりのガソリン価格
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経済産業省が5日に発表した調査結果によると、3日時点でのレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭小売価格(消費税込み)は全国平均で169.1円。値下がりはしているものの、高止まりしており、ガソリン補給後に金額を見て驚いたという人も多いのではないでしょうか。では、実際のところドライバーが「高い」と感じるガソリン価格は一体いくらなのでしょうか。アンケート調査の結果を紹介しましょう。
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「高いと感じるレギュラーガソリン1リットルあたりの価格」は?
2022年8月25~31日に調査を実施したのはパーク24株式会社。ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に「ガソリン価格」に関するアンケートを行い、有効回答者数は5225人でした。
まずは「高いと感じるレギュラーガソリン1リットルあたりの価格」について。120円以上から10円ずつ区切る形で選択肢が設けられ、最も多かったのは「150円以上」の30%でした。続いて、「140円以上」(20%)、「160円以上」(16%)という結果に。「160円以上」は19年まで3%以下でしたが、初めて10%を超えました。
「150円以上」~「200円以上」を選んだ人は、19年まで計30%以下でしたが、今回は54%以上と初めて過半数を突破。また、16年の調査までさかのぼると、最も多かった回答は「130円以上」の36%、次に多かったのは「140円以上」は28%と、この2つの選択肢だけで過半数を超えていました。
今年に入ってから170円を超えることもあるなど、高騰が長引いているガソリン価格。消費者の意識が大きく変わってきていることが分かります。
その一方で、アンケートに応えた55%の人が「ガソリン価格による車の利用頻度」は「変わらない」と回答。さらに、「変えたいが変えられない」と答えた人も20%いました。特に、車を毎日利用する人で「変えたいが変えられない」と回答した人は41%と多く、ガソリン価格が高いと感じても車を使って移動せざるをえない状況にあるようです。
政府は、価格抑制策として今年1月から石油元売り企業に補助金を支給していますが、調査からはドライバーにとって現在のガソリン価格が負担になっていることがうかがえます。
(Hint-Pot編集部)