車のハンドルを握る際、さまざまな交通ルールを遵守しなければならないのは言うまでもありません。それは自身の安全を守るだけでなく、他の車両にも気持ち良く運転してもらうためでもあります。栃木県那須烏山市にある烏山自動車学校の公式ツイッター（@KarasuyamaDS）はこのほど、“停止位置を守る”必要性に関する動画を公開。大きな注目を集めています。停止位置を守らなければ、一体どのような不具合が生じるのでしょうか。

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交差点で停止線を大きく超えて停まる普通車　大型車両の左折に影響

　烏山自動車学校は9日、「トラックの日」にちなんで1本の動画を公開しました。その内容は、「停止位置を守ること」の必要性を訴えるものです。

　動画の舞台は、片側1車線の交差点。左折しようとする大型トラックの先に、1台の普通車が停止しています。ところがよく見ると、普通車は停止線から車1台分ずれた位置に停車。バンパーが横断歩道にかかっています。

　普通車が停車位置を守っていないため、左折する大型トラックは信号の手前からセンターラインを大きくはみ出さないといけない状態に。この時、大型トラックの運転がかなり窮屈そうなのはもちろん、センターラインをはみ出してしまった分、後方の安全が確認しづらくなっています。また、スムーズに左折できていないため、映像には映っていませんが、後続車両の走行にも支障が出ると予測できるでしょう。

　烏山自動車学校が「教習所の指導員として言いたいことは一つだけ『停止位置を守ること』」とメッセージを添えてこの動画を公開すると、瞬く間に話題に。公開から1日で1800件以上の“いいね”が集まり、再生回数は3万回に達しています。

　さらにリプライ（返信）には、「そう、お願いだから停止線を越さないで」「しょっちゅうやられています」「横断歩道が停止線だと思ってるドライバーが一定数いるのでは？　と思う今日この頃」「周りのこと（他のドライバー）など考えていない方、こういった停止線無視した停車をするんでしょうね」など、悩みの声が続々と寄せられました。

　とはいえ、セダンタイプのような運転席から車両前方が見えづらい車では、車体が停止線を超えてしまうことが度々あります。その場合は、周囲の安全を確認し後続車がいなければバックでゆっくり停止線の位置まで戻りましょう。加えて、このような停車位置の修正で衝突を起こさないよう、運転の際は前方車両と十分な車間距離を取ることも必要です。

（Hint-Pot編集部）