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柑橘類の酸味と甘みが一目で分かる チャート図が話題 11月3日は「みかんの日」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

11月3日は「みかんの日」(写真はイメージ)【写真:写真AC】
11月3日は「みかんの日」(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 11月3日は「みかんの日」。収穫量が多く、冬場はコタツの上に欠かせない「温州ミカン」を一般的にミカンと呼びますが、近年はスーパーマーケットなどでさまざまな柑橘類を目にします。甘さや酸っぱさは一体どう違うのでしょうか? そこでウェザーニュースの公式ツイッター(@wni_jp)は、温州ミカンを基準にした柑橘系果実のチャート図を公開。購入時の参考になりそうです。

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最も甘みが強いのは「不知火」

「甘さや酸っぱさが一目で分かるチャート図にしてみました」

 そんなメッセージを添えて、ウェザーニュース公式ツイッターが公開した柑橘系果実チャート。甘さと酸っぱさの基準として中央に置かれているのは温州ミカンです。表の上では、「日向夏」や「ニューサマーオレンジ」などが温州ミカンとほぼ同等の酸味とされています。

 最も酸味が少ないのは「オレンジ(アメリカ)」。次いで、独特な甘い香りとコクが特徴の「ポンカン」も酸味が弱く、甘みは「オレンジ(アメリカ)」よりも強いようです。酸っぱい柑橘類が苦手という人にはおすすめかもしれませんね。

 また、最も甘みが強いのは、ヘタがぽこっと出っ張った見た目が特徴的な「不知火(しらぬい)」。皮は温州ミカンに比べるとやや厚めですが、手でむくことができ、中の薄皮ごと食べられます。

農林水産省の公式ツイッターはミカンのむき方を紹介

「みかんの日」は11月3日と12月3日の年2回。「いいみっか(3日)ん」の語呂合わせから、全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が制定しました。

 そこで農林水産省の公式ツイッター(@MAFF_JAPAN)も、記念日の周知を呼びかけています。テーマはミカンの皮のむき方。「ヘタ側から皮をむく」「4つに割ってから皮をむく」「皮を揉んで浮かせてからむく」「ベルト状に房を並べて皮をむく」「その他」の選択肢を写真付きで紹介し、どの方法が多いのか尋ねる内容です。

 ちなみに、担当者さんは「その他」。ヘタを上にした状態で上から半分にカットし、さらに3~4等分のくし形切りにするという「スマイルカット」だそうです。「『紅まどんな』や『伊予柑』など比較的皮の薄いミカンは、この方法が食べやすいです」と紹介しています。

一年で長く楽しめる温州ミカン 適量は1日2個程度

 温州ミカンは元々冬が旬の果物ですが、近年では品種や栽培方法の多様化により、市場に長期間出回るようになりました。JAおおいたの公式ウェブサイトによると、4月に全国トップを切ってハウスミカンを出荷。それが9月に終わっても、同月中旬から1月下旬まで品種を変えて出荷を続けるそうです。

「Hint-Pot」の好評連載、栄養士の和漢歩実さんによるコラムでは、ミカンにはビタミンCが豊富に含まれ、免疫機能を高めて風邪などの予防効果が期待できることをお伝えしました。また体内で必要に応じてビタミンAに変換されるカロテンを多く含むため、皮膚や粘膜を強くしてウイルスの侵入を防ぐ効果も期待できるそうです。

 体にもうれしい効果を発揮してくれるミカン。和漢さんによると、1日の目安は2個程度だそうです。今年も適量をおいしく食べて、冬の健康を守りたいですね。

(Hint-Pot編集部)