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栗を食べるなら適量は何粒? ミカンに匹敵するビタミンC 驚きの栄養パワーに注目
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教えてくれた人:和漢 歩実
栗が旬を迎え、店頭にはさまざまな栗スイーツが並んでいます。ブナ科クリ属の木の実の一種ですが、普段私たちが食べている栗の中身は、果肉ではないそう。ただし日本人との関係は古く、縄文時代から食されていたとみられています。また、たくさんの栄養が含まれている事実も見逃せません。そんな栗の栄養素について、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。
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栗の栄養 熱に強いビタミンCが豊富
秋になると、店頭で見かける日本栗(和栗)。渋皮は離れにくいのですが、甘味の強さが特徴です。そんな栗の栄養でまず注目したいのは、熱に強いビタミンCです。
ジャガイモやサツマイモのビタミンCも同様に熱に強いといわれていますが、違いはあるのでしょうか? 日本食品標準成分表2020年版(八訂)に基づき、それぞれ可食部100グラムあたりの生、蒸し(茹で)の栄養価(ビタミンC)を比較してみましょう。
○ジャガイモ(皮なし)
生:28ミリグラム
蒸し:11ミリグラム
○サツマイモ(皮なし)
生:29ミリグラム
蒸し:29ミリグラム
○栗
生:33ミリグラム
茹で:26ミリグラム
上記の比較によると、栗のビタミンCはサツマイモに次いで熱の影響を受けにくいといえるでしょう。ちなみに、ミカンが含むビタミンCは100グラムあたり32ミリグラム。美肌や免疫機能が気になる寒い季節、今しか楽しめない栗はぜひ摂取したい食品です。