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紐がピンと張れない… 避難所でも役立つロープの結び方を警視庁が紹介し反響
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秋はアウトドアにぴったりのシーズン。タープを持って近場の公園でのんびりしたり、テント持参でキャンプへ出かけたりする人も多いでしょう。そこで覚えておくと便利なのがロープワークです。災害時や防災に役立つ情報を発信している、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッター(@MPD_bousai)は、キャンプだけでなく避難所でも使える「自在結び」を紹介。「これは覚えておきたい」と反響を呼んでいます。
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結び目をスライドさせて張りが調整できる「自在結び」
キャンプなどでテントやタープを張る時に困るのが、紐の長さの微調整です。そんな時、覚えておくと便利なのが「自在結び」と呼ばれるロープの結び方。結び目をスライドさせることで、「自在金具」と同じようにロープの張りを簡単に調整できます。
警視庁警備部災害対策課のツイートによると、テントを張る時だけでなく、「キャンプなどで、洋服や小物などのちょっとした物を吊り下げる時に活用」しているそう。また、「この結び方は、災害時の避難所などでも非常に役に立ちますので、ぜひ練習をしてみてください」と呼びかけています。
【自在結びの結び方】
1. まずは1つ目の結び目を作る。紐の先を棒にかけて、手前にくる紐を短く、奥側を長く持つ。短い紐を、長い紐の後ろから前に通して結ぶ
2. 少し離して、同じように後ろから前に紐を通す
3. そのまま同じようにもう一度後ろから前へ紐を通して、2つ目の結び目を作る
4. 2つ目の結び目の横でもう一度、後ろから前へ紐を通してキュッと結ぶ
5. 長い方の紐をピンと持ち、4の結び目を前後に動かすことで張りを調整する
画像付きで紹介した結び方は、少し複雑にも見えますが、コツを覚えれば簡単です。実際に試してみたところ、長く持った紐に対して、短く持った紐を反時計回りに4回巻きつけるとイメージしておけば、覚えやすいかもしれません。
投稿は反響を呼び、3600件以上の“いいね”が。また、「これは覚えておきたい……ですが、いざやろうと思った時には忘れてるんですよねぇ」「練習します!!」などのリプライ(返信)が寄せられています。
アイデア次第で活用できる「自在結び」。テントやタープを張る時だけでなく、避難所で洗濯物を干したい時に紐を張る際や普段使いなら自宅でインテリアを飾る紐を張る時など、さまざま活躍しそうです。
(Hint-Pot編集部)