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73歳驚きの美ボディ 米デザイナーの華麗な着こなしが話題 有名女性俳優も虜に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ファッションデザイナーのヴェラ・ウォンさん。2021年のメット・ガラ【写真:Getty Images】
ファッションデザイナーのヴェラ・ウォンさん。2021年のメット・ガラ【写真:Getty Images】

 体力が衰えたり、シワが増えたりと、年を重ねることに対してネガティブな老化現象に目が向きがちです。しかし最近では、そうした固定観念や年齢に基づいた偏見(エイジズム)に対してポジティブにとらえようという動きが活発化しています。米国では、73歳のファッションデザイナーの美しさとその着こなしに注目が集まりました。あふれ出る美意識もさることながら、常に成長し続けようとする姿勢こそがエネルギーの源なのかもしれません。

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俳優ヴァネッサ・ハジェンズも着こなしを絶賛

 アメリカ・ファッション・デザイナー協議会(Council of Fashion Designers of America、CFDA)主催の表彰式が、現地時間11月7日に開催されました。このCFDAアワードは“ファッション界のアカデミー賞”とも呼ばれ、米国のモードファッションに貢献したデザイナーやブランド、メディアなどを称えます。

 華やかなセレブが集うその会場で、73歳のファッションデザイナー、ヴェラ・ウォンさんがひときわ目を引いたと、米誌「ピープル」は特集しています。ウォンさんは、驚くべき美ボディで黒のマイクロミニドレスとサイハイソックスを着こなして登場しました。

 ドレスの細いストラップとバランスの良い三つ編みや、つま先がとがったクールなプラットフォームパンプス、オーバーサイズのサングラスなど、遊び心たっぷりのコーディネート。その魅力は、ホワイトカーペットで顔を合わせた俳優ヴァネッサ・ハジェンズも虜にしたようです。

 ヴァネッサは自身のインスタグラムで「あなたはいつも私をセクシーな気分にさせてくれる。パワフルでエレガント。そして、あなたはとてもかっこいいです。あなたのそばを歩けることを光栄に思います」と、ウォンさんのツーショットとともに綴っています。

2021年のCFDAでのウォンさん【写真:Getty Images】
2021年のCFDAでのウォンさん【写真:Getty Images】

 ウォンさんは、米国版「ヴォーグ」のシニア・エディターを務めるなどした後、デザイナーとして活躍。マライア・キャリーやアリアナ・グランデなど、多くのセレブのウェディングガウンを手がけてきました。そして、2005年にCFDAのウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝き、2013年には同団体の生涯功労賞に選ばれています。

「エイジズムは古くさい」 いつまでも成長を追求するウォンさん

 ウォンさんの美ボディに大きな注目が集まったのは、2020年5月のこと。オレンジ色のフィットネスブラに白のショートパンツ、黒パーカーでポージングを決めたウォンさんの写真が公式インスタグラムに投稿されると、「年齢を感じさせない」とSNS上で話題に。

 ウォンさんはのちにBBCに対し、この現象について、あくまで一つの投稿にすぎないと思っていたため「ショックを受けた」と語っています。また、この写真が広まって以降は、若さの秘訣を聞かれることが多くなったのだとか。

 ウォンさんによると、1つ目の秘訣は「睡眠」。そして2つ目は「一日の終わりには、ウォッカのカクテルを飲むことを大切にしている」ことなのだそう。カクテルを飲むことで、忙しい仕事のスケジュールから少ないプライベートの時間へとスムーズに移行できるからだといいます。もちろん十分な休息を取るのと同じように、「仕事」も若さを保つ「魔法の霊薬」になっているようです。

 秘訣を語る一方で、ウォンさんは「エイジズムはとても古くさい」と感じているそう。人生は「何らかの形で成長し続けようとしなければならない」ものと感じており、ウォンさん自身は「若さについて考えたことはない」と語っています。

(Hint-Pot編集部)