ねこちゃんをかわいがろうとしたいのに、「そんな気分じゃニャい」と拒否される……飼い主さん“あるある”ですよね。ねこが拒否を示す仕草には、そっぽを向いて無視するなどさまざまありますが、今回ご紹介するのは「雑な足使い」です。熟睡中に目を閉じたまま足を使って拒否する様子は、飼い主の鈴木（@suzuki_no_b）さんいわく「雑」。ツイッター上で2.9万件もの“いいね”を集めた爆笑動画について、鈴木さんに詳しいお話を伺いました。

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元保護ねこのちー様　“殿様気質”のかわいい一面も

　元保護ねこの男の子で6歳の「ちー様」は、おしりのハートマークがチャームポイント。お迎えのきっかけは、鈴木さんの友人が置き去りにされていたねこたちを保護したことでした。飼い主さんは2匹を迎え入れる予定でしたが、1匹が別の里親さんに引き取られたため、現在はちー様と仲良く暮らしています。

　やんちゃな性格に成長したちー様ですが、実は甘えん坊で抱っこが大好き。自らを「下僕」と称する鈴木さんは、「苦しゅうない」といった顔で甘えるちー様の姿などもツイッターで公開しています。でも今回話題になった動画は、“放っておいてモード”の様子が収められたものでした。

　横向きになり、スヤスヤと気持ち良さそうに眠るちー様。鈴木さんがお腹を撫でようとすると、左後ろ足がすっと動きます。そして「やめんかい」といった調子で、鈴木さんの手を押しのけました。鈴木さんが何度もトライしても、その度に後ろ足で「やめんかい」。しかも目は閉じたままで、鈴木さんを見てもいません。すべて“ノールックの足蹴り”です。

「【悲報】拒否られることには定評がある下僕のわたくし、ついに爆睡中のちー様に目すら開けてもらえず足で雑に拒否られてしまう」

　そんなメッセージを添えて、鈴木さんはこの様子の動画をツイッターに投稿。すると2.9万件もの“いいね”を集めました。

ちー様の姿に爆笑する人続出　飼い主さんを元気付ける声も

　リプライ（返信）には「純粋にアハハと笑ってしまったw　チラリとも見ないところが猛者」「ランチ中のお店で声を出して笑っちゃいました」「クスッ……ではなく爆笑させていただいたニャ」「たまたま流れてきた動画に声出して笑ってしまいました」「『悲報』だから笑っちゃいけないのについ笑っちゃった」など、たくさんの爆笑報告が。

　また「ドンマイ」「せめて目を開けて顔くらい見てほしいね」「こんなに愛してるのに。下僕“あるある”ですね」「いいなあ……蹴られたい」と、飼い主さんを励ます声も寄せられています。

　さて、その後のちー様はどうなったのでしょうか？

「撮影の後は撫でるのをやめたので、そのまま眠っていました。雑に拒否された時は、面白くてかわいかったです。本気で嫌な時はかじるし、両足でねこキックしてきます。そこまで嫌でもないような時は、今回の動画みたいに“ゆるい拒否”をしてきます。ただしもちろん、あまりストレスをかけないように気遣っていますね」

　ちー様の拒否も全力で受け止める鈴木さん。今回の動画は、普段お支えする身として少し甘えてみたかったのかも？　そこでちー様が見せた“雑な拒否”は、優しい鈴木さんに対する信頼の証なのかもしれませんね。

（Hint-Pot編集部）