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どうぶつ

「他のねこと交換して」 毛色を理由に譲渡不成立になったシャムミックス 美しく成長した姿に3万人感動

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

保護当時のルカくん【写真提供:ルカクラさん(@sangoruka_cats)さん】
保護当時のルカくん【写真提供:ルカクラさん(@sangoruka_cats)さん】

「成長とともに被毛の色が変化する」と、よく話題になる猫種といえばシャム。生まれた時は薄く、年を重ねると濃くなっていくことが多いようです。またシャムが入っている可能性のあるミックスにも、同じ傾向があるのだとか。今回ご紹介する元保護ねこも、小さな時のクリーム色がどんどん濃くなっていきます。かわいさは増すばかりですが、そうした色の変化で悲しい目に遭ったことも……。ツイッターでビフォーアフター写真を公開した理由について、飼い主のルカクラ(@sangoruka_cats)さんに詳しいお話を伺いました。

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ミルクボランティアで出会ったルカくん 涙ながらに送り出すも…

 ルカクラさんのおうちでは、白ねこの「珊瑚」ちゃんと「くらら」ちゃん、シャムミックスの「ルカ」くんが暮らしています。3匹とも元保護ねこで、血のつながりはありません。とはいえ、珊瑚ちゃんとくららちゃんは以前、黄と青の神々しいオッドアイがそっくりなコンビとして話題になりました。

 今回注目されたのは、もう1匹のルカくんです。保護当時と現在の姿を収めた2枚の写真に、ルカクラさんはハッシュタグ「#保護猫ビフォーアフター」と、ちょっぴり切ないメッセージを添えてツイッターに投稿しました。

「ルカは日々茶色くなる毛色のせいで、譲渡トライアル先から『他のねこと交換して』と言われた子。一緒に暮らした時間よりも毛色が大切な人もいるという現実。シャムミックスの毛色の変化がもっと周知されますように」

 実はルカクラさん、ルカくんと最初に出会ったのは、譲渡可能な月齢になるまでお世話をする「ミルクボランティア」としてでした。

「まだ手のひらに乗るぐらい小さな時に遺棄され、兄弟と一緒に動物愛護センターに持ち込まれました。その後、当時所属していた愛護団体を経て、ミルクボランティアをしていた我が家に。譲渡可能な月齢になるまでお世話することになりました」

 そうして譲渡可能な月齢になったルカくんは、お迎えを希望する人のおうちで14日間のトライアルを行うことに。ルカクラさんは「幸せになるんだよ。元気でね」と涙を流してお見送りをしましたが、残念ながら先述の結果になってしまいました。