ねこは表情以外にも、気持ちや状況で変化する部位があります。それは目。光を取り込む瞳孔が、周囲の明るさや状況によって大きさや形を変えるのです。例えば獲物を見つけた時は、瞳の部分が大きくなります。ツイッター上では、そうした目の変化を見事に収めた動画が話題に。獲物にフォーカスし、いつ飛びかかってきてもおかしくないような目の変化は、見ているこちらもドキドキしてしまうほどです。飼い主のai（@ai_haku1215）さんに詳しいお話を伺いました。

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おっとり気質のハクくんはねこじゃらしが大好き！

　7歳の男の子「ハク」くんはアメリカンショートヘアとスコティッシュフォールドのミックス。aiさんがお迎えしたきっかけは、当時小学生になったばかりのお子さんがねことの暮らしを希望したことです。そこで出会ったハクくんに、家族全員が一目惚れしました。

　ハクくんはおっとりとした性格で、窓から外を眺めるのが大好き。でも庭にやってくるカラスは苦手なようで、来るとすぐに隠れてしまいます。好きなおもちゃはねこじゃらし。先端に羽根などが付いたタイプには特に目がなく、ジャンプで飛びかかったかと思えば追いかけ回し、くわえて歩き回っていることも多いそうです。

　今回話題になった動画も、ねこじゃらしを前にした時の様子を収めたものです。ねこじゃらしを狙うハクくんの目はまさにハンター。相手の動きをじっと見据える目は、ピントを合わせるかのように、瞳孔が大小に変化しています。いつでも飛び出せるよう、両前足には力が。そしてついに狙いが定まった瞬間、勢い良く飛びかかってきました。

「我が家にはもう1匹ねこがいるので、『どちらか遊んでくれないかなー』とスマートフォンを見ながらねこじゃらしをプラプラ揺らしていました。するといつの間にかハクが近づいて、臨戦態勢で狙っていました」

元保護ねこの妹分には優しいお兄さん　でもねこじゃらしだけは…？

　aiさんはその動画をツイッターに投稿。「ねこがロックオンする時のおめめが好きな人向けのアレ」とのメッセージを添えた動画は、1.4万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「黒目がこんなに大きくなるんですね。知りませんでした！」「よーこんな決定的な瞬間撮れるのマジで尊敬」「ハンターモードめちゃかわいいですよね」「見ていてワクワクします。いたずらっ子って感じ」など、ハクくんのハンターぶりに感嘆する声が多く寄せられています。

　獲物を狙っているだけに緊迫したムードも感じる動画ですが、撮影中のaiさんはそのスリルを楽しんでいたのだそう。

「私自身がまん丸おめめになる瞬間が大好きなので、細い瞳孔がまん丸になる変化をもっと楽しみたいと思って見ていました。顔の近くでねこじゃらしを揺らしていたので、いつ飛びかかってくるか分からないスリルも楽しんでました（笑）」

　名ハンターぶりを披露したハクくんですが、普段は元保護ねこの女の子「うた」ちゃんを妹分として、優しいお兄さんの顔も見せています。ただし、ねこじゃらしだけは取り合いをしているそう。そんな愛らしい2匹の姿に、飼い主さんは日々癒やされています。

（Hint-Pot編集部）