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メーガン妃 王室のタブーを乗り越えヘンリー王子と結婚できた理由とは
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離婚歴があるメーガン妃 ヘンリー王子と結婚できたのは時代が変わったから?
時代は移り変わったとはいえ、かつての英王室は離婚経験者との結婚をタブーとしていた。それではなぜ、ヘンリー王子は離婚歴のあるメーガン妃と結婚できたのか。また、ヘンリー王子自身もかつて「パーティーアニマル」と呼ばれるなど結婚前は交友関係の派手さが話題となっていた。王室ジャーナリストのデューカン・ラコム氏は、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚が許されたふたつのポイントを挙げた。
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2017年11月に婚約が発表され、2018年5月にめでたく結婚。その一年後には長男アーチーくんも誕生したヘンリー王子とメーガン妃夫妻だが、英王室には離婚経験者との結婚が許されなかった時代があった。
有名なのが、エリザベス女王の伯父ウィンザー公爵。エドワード8世として王位を継ぎながら、離婚歴のあるシンプソン夫人との恋を優先してわずか325日で退位。「王冠を賭けた恋」として知られる。
また、エリザベス女王の実妹マーガレット王女も16歳年上のタウンゼント大佐と恋に落ち、結婚を熱望したが、大佐の離婚歴が大きな障害となり、結婚は断念。結局は悲恋に終わっている。
ヘンリー王子夫妻が結婚できた理由のひとつに、ウィンザー公の退位は1936年、またマーガレット王女がタウンゼント大佐と破局を公表したのは1955年で、それからは60年以上もの時が流れ、時代が変わったことがあるだろう。
そうした世の中の変化に加え、ラコム氏はまず、離婚に終わったメーガン妃の最初の結婚生活が「2年と短かった」ことが大きいと指摘。そして何より「子どもがいなかったのが幸いした」と語る。
「もしもメーガン妃と前夫との間に子どもが生まれていたとしたら、ヘンリー王子との結婚でその子にも王位継承権が生まれます。これは非常に難しい問題になります」
時代が変われど、もしもメーガン妃に子どもがいたら、ヘンリー王子との恋も悲恋に終わっていた可能性はかなり大きかったのだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)