ねこが4本の足を器用にたたみ、体の下に隠してしまう“香箱座り”。“おててないない座り”とも呼ばれ、ツイッター上ではハッシュタグ「#全日本おててないない猫選手権」も盛り上がりました。「これぞねこ！」と思える座り方ですが、たたまれた4本の足がどうなっているのか不思議に思うことも……。そこで今回ご紹介するのは、“おててないない”の裏側！　長年の謎を一発で解決してくれる写真が、ツイッター上で5.3万件もの“いいね”を集めています。撮影時やねこちゃんの普段の様子などについて、飼い主さんにお話を伺いました。

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透明なアクリルボードのおかげで“おててないない”の裏側の撮影に成功！

　雑種ねこの女の子で生後5か月の「すみれ」ちゃんは、同じ雑種の女の子で1歳4か月の「うに」ちゃんと仲良く暮らしています。飼い主さんとの出会いは里親募集のサイト。お名前が3文字になった理由は、飼い主さんが呼ぶ時に先住のうにちゃんが聞き分けられるようにという配慮からです。

　活発で好奇心旺盛なすみれちゃんは、人見知りをしない甘えん坊。普段は壁に設置されたキャットステップを歩き、アクリルボードの上でくつろぐことが多いそうです。今回話題になった写真が撮影された日も、その場所からお部屋を眺めていました。

　そうして自然と香箱座りの姿勢になったところを、飼い主さんはすかさず撮影。透明なアクリルボード越しに、“おててないない”の裏側がバッチリ写った一枚になりました。そして「おててないないの解剖図」というメッセージを添えてツイッターに投稿すると、5.3万件もの“いいね”が。

　リプライ（返信）には、「おお～っ。こうなってたんですね」「おててこんなに曲げてたんだ!!」「え～！　考えていたのと違った」「16年ねこと暮らしてますが初めて見ました」「トップシークレットやないですか……！」「ちょっと予想外の収納方法ですね。足先は前を向いていると思ってました（笑）」「長年の謎が解明されました！」など驚きの声がたくさん寄せられました。

うにちゃんの“おててないない解剖図”は…？

　飼い主さんによると、撮影後のすみれちゃんは5分ほどで起き上がったそうです。そこで気になるのは、先住ねこのうにちゃん。真っ黒な美しい被毛はお名前の由来にもなっていますが、その体で香箱座りをすると、下からはどう見えるのでしょうか？

「うには香箱座りをすること自体が少ないので、写真は良いものがありません。また、アクリルボードの上にいるうにを真下から撮影すると、体が黒いために撮影者がボードに映り込んでしまうため、良い写真が撮れないんです」

　ツイッターにはうにちゃんの“下から写真”も投稿されていますが、確かに撮影者さんの手とスマートフォンが映り込んでいました。ちなみに、うにちゃんの性格は温厚で食いしん坊。警戒心が強く人見知りですが、慣れると甘えてくる一面もあるそうです。

「引っ越しを機にねこを飼う予定だったところ、近所で里親募集をしている貼り紙を見つけて、うにをお迎えしました。保護主さんは、うにが小さい頃に自宅の庭で保護したそうです。すみれとはお互い、起きている時は付かず離れずで、夜になると追いかけっこをして遊んでいます。結構激しめですね」

　とはいえ、眠る時は必ず同じベッドでくっついていそう。飼い主さんのツイッターでは他にも、2匹の穏やかで楽しい暮らしがたくさんの写真と動画で紹介されています。2匹がお気に入りのキャットウォークも、見ればぜひ取り入れてみたくなるかも？

○取材協力：黒猫uni（@uni03282022）さん

（Hint-Pot編集部）