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W杯で優勝したら野良猫を連れ帰る イングランド選手が誓いを破り称賛「素敵な人たち」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

左からイングランド代表でマンチェスター・シティ所属のカイル・ウォーカー選手とジョン・ストーンズ選手【写真:Getty Images】
左からイングランド代表でマンチェスター・シティ所属のカイル・ウォーカー選手とジョン・ストーンズ選手【写真:Getty Images】

 ベスト4も出揃い大詰めとなっているFIFAワールドカップ(W杯)2022年カタール大会。11日には、前回大会優勝国のフランスと、56年ぶりの優勝を目指すイングランドが対戦。フランスが2対1で下し、イングランドはベスト8で敗退しました。これにより優勝の望みが絶たれたイングランド代表ですが、新たな喜びをカタールで見つけていたようです。何と練習拠点で仲良くなった野良猫を母国へ連れ帰ることを決め、称賛の声が上がっています。

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練習拠点で出会った野良猫のデイブ

 マンチェスター・シティ所属のDFカイル・ウォーカー選手とジョン・ストーンズ選手を虜にしたのは、1匹のキジ白猫でした。アルワクラにある練習拠点に住み着いていたその野良猫は「デイブ」と名付けられ、緊張で張り詰めた選手たちの心を癒やしていたようです。

 米スポーツ専門チャンネル「ESPN」によると、ウォーカー選手とストーンズ選手はサッカー協会の公式メディアチャンネルでデイブについて語っていたそう。デイブは選手たちが到着した初日から姿を現し、毎晩座り込んで食べ物を待っていたのだとか。

 また、英紙「ガーディアン」によると、ストーンズ選手はW杯で優勝した暁には、デイブを英国に連れ帰り保護することに決めていました。しかし、残念ながらフランスに敗北。それでも愛着が湧いてしまったため、誓いをいい意味で破ることになりますが、2人はデイブを連れ帰ることに決めたそうです。

 ジャーナリストのリッチ・マッカーシーは、キャリーケースに入れられたデイブの姿と、イングランド選手に引き取られることをツイッターで公開。すると反響を呼び、投稿のリプライ(返信)には「負けて残念だったけど、このことで少しは元気が出るかな。ペットを引き取るなんて素晴らしいこと。イングランドへようこそデイブ、キスキス」「素晴らしいニュースだ、グッドラック猫ちゃん」「素敵な人たち」など、たくさんの称賛が寄せられています。

 今のところ、ウォーカー選手とストーンズ選手のどちらがデイブを引き取るかは、明らかにされていないそう。英大衆紙「ザ・サン」によると、デイブの狂犬病ワクチンやマイクロチップの埋め込み、ワクチン接種などのために選手たちから2000ポンド(約33万8000円)がカタールの動物福祉協会に支払われました。デイブはこれから3か月間検査を受けて、問題がないと診断された後、英国行きの飛行機に乗ることができます。

(Hint-Pot編集部)