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看板猫が誘拐され大騒動 1週間後に救出され市民から安堵の声 米国で話題に
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ロシアンブルーの男の子「ボカ」くんは、米ニューヨーク州の食品店で絶大な人気を誇る“看板猫”。しかし先日、誘拐されてしまうという大事件が発生しました。連れ去られる一部始終が防犯カメラに映っていたこともあり、大きな波紋が広がっていましたが、事件発生1週間後には飼い主の元に無事帰還。市民からは喜びの声が上がっています。
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地元で有名なロシアンブルーが行方不明に
ポカくんの姿が見られるお店は、米ニューヨーク州ブルックリン区のデリカテッセン「グリーンオリーブ・デリ&グローサリー」。飼い主は、共同オーナーのアブドルマジード・アルバリさんです。店内の棚などで商品と一緒にお座りするかわいらしい動画をSNS上で公開すると、ポカくんの知名度は一気に高まりました。
米テレビネットワーク「CBS」が、ニューヨークのローカルニュースとして伝えた内容によると、お客さんもかわいがるという人気者の身に異変が起きたのは、7月29日。店外の防犯カメラは、ポカくんがデリの外で水色のキャップをかぶった男に連れ去られる様子をとらえていました。
これを受けて、顧客や隣人、SNSのフォロワーから捜索を手助けしたいというオファーが殺到。SNS上には監視カメラ映像や男の動向を推理する投稿が出回り、その1つの投稿に男の友人が連絡してきたそうです。
男の友人による長時間の説得で返還へ ボカくんは無事帰宅
男が匿名での返還を希望していたため、ボカくんは1週間ぶりに無事帰宅。ボカくんのインスタグラム(kediboka)では、カバンの中からひょっこり顔を出している写真が公開されました。
アルバリさんは「皆さんに朗報です! ボカが帰ってきました。この物語を共有して助けてくれた人々に感謝します。皆さんがいなければ、無理でした」と感謝の気持ちを綴っています。
投稿には「今週聞いた中で一番のニュースだ!」「ボカちゃんが帰ってきてくれてうれしい」「奇跡の猫」「猫の神様ありがとう」など、安堵や喜びの声があふれました。また、「どうやって?」「何が起きたのか知りたくてたまらない」など、ボカくんが帰ってくるに至った経緯を詳しく知りたいとの声も多く寄せられています。
アルバリさんはテレビのインタビューに応じ、「男を説得するのに数時間もかかったそうです。この1週間は精神的につらかった。今から(ボカを)家に連れて帰れます。お互いにシフトを終えて、やっと帰宅です」と、声を弾ませて語っています。
心優しいフォロワーと隣人のサポートで戻った愛猫。お店と地域のつながりも一層深まりそうですね。
(Hint-Pot編集部)