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約4000万円で猫の里親に 邸宅が“おまけ”でついてくる募集条件 「素敵」と米国で話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

猫の里親になる人に向けた驚きの条件が米国で話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
猫の里親になる人に向けた驚きの条件が米国で話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 愛猫との幸せな生活。しかし、人間だけが猫の生涯を見届ける立場になるわけではありません。たとえこの世から去っても、残した愛猫たちには変わらず幸せに暮らしてほしいと願うのが飼い主ですよね。米国ではある愛猫家が天国に旅立ったことを受け、約4000万円を支払って猫2匹の里親になると邸宅がプレゼントされるという驚きの募集告知が大きな話題を集めています。

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主体はあくまで里親探し 家は“おまけ”

“2匹の猫付き邸宅”が米メディアを賑わせています。「2匹の猫が新しいルームメイトを探しています。彼らの里親代は28万5000ドル(約4000万円)で、無料で家がついてきます」と報じたのはインディアナ州インディアナポリスのNBC系列局「WTHR」。またカリフォルニア州サクラメントのCBS系列局CW31は、情報番組「GoodDay サクラメント」で邸宅からの生中継を行いました。

 邸宅があるのは、米カリフォルニア州サクラメントの北約65キロに位置する町、オリーブハースト。そこで暮らすためには一風変わった条件あります。それは、猫の「スペンサー」くんと「ジン」くんの里親になることです。

 2匹の里親になるためには、28万5000ドル(約4000万円)を支払う必要があります。かなりの高額ですが、その代わりに“邸宅が無料で付いてくる”そうです。

売却費は猫シェルター施設に寄付される予定

 この邸宅は元々、愛猫家の女性が暮らしていたものですが、女性が亡くなったため地元の猫シェルター施設「フィールドヘブン・フェリン・センター」に寄贈されました。そこで施設は、残された猫2匹の里親探しを開始。新たなルームメイトになる権利として、約4000万円を支払うと邸宅が“おまけ”として付いてくるという斬新な条件を設定したのです。

 同施設はフェイスブックの公式アカウントに「28万5000ドルでスペンサーとジンの里親になることができて、無料で家も付いてきます! 彼らはかわいくて、人懐っこい性格です。去勢手術、ワクチン接種済みで、マイクロチップも埋め込まれています」と投稿。

 すると、フォロワーからは「素敵!」「何て素晴らしい贈り物と物語でしょう」「子猫たちに相応しい飼い主に出会うことを願っています」など、称賛する声が多数寄せられました。

 家の間取りは、2つのベットルームやガレージ、庭、日向ぼっこに最適な勝手口、パテオなど2匹のお気に入りの場所も完備。この売却費は同施設に寄付され、猫の里親探し活動資金として活用される予定だそうです。

ニュース番組の生中継にも登場!

 ちなみに、不動産情報サイト「realtor.com」には売物件として掲載されており、物件概要欄には「2匹のハンサムなフレームポイント(シャム猫の一種)が付いています。スペンサーとジンはこの家でしばらく暮らしており、食べ物と水、そして愛情を期待しています」としっかり書かれています。

「GoodDay サクラメント」の生中継では、施設の女性スタッフ3人が猫耳をつけて出演。「家が無料っていうのとはちょっと違うのよ。猫が約4000万円なの」「その売り方の方が我々(のスタンス)に合うと思ったから」という発言には、スタジオで爆笑が起こっていました。

 また、その背後ではのんびりとおやつをもらうスペンサーくんの姿も。「彼はとてもフレンドリーですが、少しだけシャイなんですよ」などと紹介されていました。

(Hint-Pot編集部)