グローバル化が進み、国際結婚は決して珍しいものではなくなりました。しかし、文化や宗教の違い、言葉の壁など、さまざまな苦労があるようです。米国では、困難を乗り越えてインド人男性と挙式した女性が話題に。美しい伝統衣装に身を包み、愛する家族たちに囲まれて迎えた「夢のような」結婚式の様子がインスタグラムで約66万件の“いいね”を集めました。特に注目されたのは、ドレス姿の娘を見た時の父の表情。感動的なリアクションは多くの人に幸せを分け与えました。

　◇　◇　◇

言葉の壁を乗り越えて　夫の家族への理解を深めた新婦

　話題になった新婦は、31歳の米国人ハンナ・ロジャースさん。米ロサンゼルスを拠点としている移民弁護士です。米ニュース専門局「FOXニュース」デジタルによると、ロジャースさんは11月18日、インドのジャイプルにあるジャイマハールパレスで、インド人のヴィドゥル・ゴヤルさんとヒンドゥー教の伝統的な儀式で結婚式を挙げました。

　しかし、夢のように美しい瞬間の裏側にはたくさんの困難があったそうです。義理の両親は英語が話せないため、あまりコミュニケーションが取れず、インドで結婚式を計画するのはとても難しいことでした。それでもロジャースさんは、義家族のことや文化について多くを学び、心から受け入れることで問題を克服。

「最高の形で報われました。私の友人や家族、そして彼の友人や家族がみんなうまく融合してくれて本当に幸せです」と語っています。

コメント欄では父親に注目

　この結婚式の様子を、ヘアメイクを担当したビアンカ・ルザドさんがインスタグラムで公開。すると、動画は1200万回以上再生された他、65.9万件もの“いいね”が集まりました。コメント欄には多くの祝福の声が寄せられましたが、中でも注目を集めたのはロジャースさんの父親だったようです。

「お父さんの反応はすごいですね。彼女がまだ6歳であるかのように見ています」
「お父さんの小さな歩幅」
「美しい。みんな民族衣装で素敵。私はお父さんが一番好きだけどね。彼はすごく感動している。その気持ちよく分かるわ」

　ロジャースさんはあまりに大きな反響にとても感動したそう。ルザドさんはこれを受けて、ロジャースさんの両親が新婦の控室を訪れ、頭にベールをかける瞬間も後日公開しています。

　ちなみに、インドの結婚式では赤が縁起の良い色とされており、着られることが多いそう。一方、欧米や日本で主流になっている白はお葬式で着ることが多いため避けるといわれています。

（Hint-Pot編集部）