人間の10倍以上の速さで成長するねこ。少し見ないうちに、子ねこが立派な大人のねこになっていて驚くこともありますよね。今回ご紹介するねこも、保護当時は両手のひらに収まるほどでしたが、今では貫禄たっぷりに成長！　そのビフォーアフターをとらえた写真が、ツイッター上で1万件の“いいね”を集め話題になっています。出会いのきっかけは、何と大人気ゲームアプリ「ポケモンGO」だったそう。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ポケモンを探して公園に立ち寄ったら…まさかの子ねこ発見！

　キジトラの男の子で現在6歳の「ベル」くんは元保護ねこ。保護した時、鐘のように鳴き続けていたことから、このお名前を授かりました。性格はやんちゃでわがままな甘えん坊なのだそう。

　飼い主さんとの出会いは、歩きながらポケットモンスターの収集やバトルをする位置情報ゲームアプリ「ポケモンGO」がきっかけ。ポケモンを探していた飼い主さんは、思いがけずベルくんを見つけたそうです。

「『ポケモンGO』でたまたま公園に立ち寄った際、大声で鳴き続けているところを発見しました。近くの民家の方に聞いたら『3日くらい鳴き続けている』とのことで、保護を決意。近所の方2人に手伝っていただいて保護しました」

　当時のベルくんは生後約1か月で、体重はわずか500グラム。保護された後は日々すくすくと成長し、6歳になった今では、爪とぎボウルがちょっぴり窮屈に感じられるほど大きくなりました。

　そこで飼い主さんは、劇的な変化を遂げたベルくんの動画と写真をツイッターに投稿。「貫禄よ」というメッセージを添えました。すると、1万件もの“いいね”が。リプライ（返信）には「変わりすぎ」「鳴きはしないけど、圧が出てきた」「確かに貫禄」など、その成長ぶりに驚く声が。また、「保護してもらえて本当に良かった！」と、ベルくんを慮る声も届いています。

家ねこになったベルくん…大好きな飼い主さんと過ごす温かな日常

　お迎え後のベルくんはすぐに慣れて甘えてきたそう。現在はいたずらもせず、とってもいい子に成長しました。写真の無邪気な表情からも、飼い主さんのおうちで幸せに暮らしていることが分かりますが、実は現在、飼い主さんと二人三脚で糖尿病と闘っています。

「今は経過良好なので1日2回の注射、2か月に1回ほどの定期検診、毎日の自宅尿検査です。最初は不安でいっぱいでしたが、本人も私たちも注射をする日々に慣れてきて、症状も安定。いい先生にもめぐり合えて助かっています」

　大きな声で鳴き続けたベルくんと、その声に気づいて保護を決めた飼い主さん。まさに運命の出会いといえるでしょう。ツイッターアカウントでは、ベルくんがのびのび過ごしている様子をたくさん見ることができますよ。

○取材協力：なきむしベルくん（@BellNakimushi）さん

（Hint-Pot編集部）