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犬嫌いだった母が愛犬に出会うまで エッセイ漫画に5万人感動「犬は愛と慈悲の塊」
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人間の一番の友達といわれる犬。子どもの頃からずっと犬が苦手だった母親が、犬からの無償の愛に触れて変化していく様子を描いたエッセイ漫画が、7万件を超える“いいね”を集め、大きな話題になっています。作者のぬら次郎(@nurajirou)さんに詳しいお話を伺いました。
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「猫の方がいいもん」と言っていたお母さんの心境に変化が
ツイッターのフォロワーは8万人以上と、大人気クリエイターのぬら次郎さん。愛猫の「暦」「薫」「蛍」との日常を綴ったエッセイ漫画「猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ」(KADOKAWA刊)はシュールなタッチが人気を集め、全3巻まで発売されています。また現在は、ウェブコミック配信サイト「コミックニュータイプ」で「小さな紳士と山の化け物」を好評連載中です。
今回ご紹介するのは、ツイッターで発表された「犬嫌いだった母が愛犬と出会うまでの話」と題したエッセイ漫画。子どもの頃犬に追いかけられた経験などから、長年犬が苦手だった、ぬら次郎さんのお母さんが主人公です。
「猫の方がいいもん」と話していたお母さん。しかし、ぬら次郎さんが愛犬をお迎えして以降、心境に劇的な変化が表れました。ぬら次郎さんの愛犬は人間が大好き。全力で好意を向けてくれる犬とふれあうにつれ、お母さんはどんどんと犬に入れ込んでいきました。
そんなある日のこと、お母さんが老後に犬を飼いたいという願望を抱いていることを知ったぬら次郎さん。そこで、迫真の表情で「今飼え」と伝えます。戸惑うお母さんに対し、ぬら次郎さんは今すぐ迎えるべき理由を一つひとつ説明していきました。
そして最後には「犬のしつけは俺が経験者だからいろいろお母さんに教えられるし」とサポートを約束。お母さんはぬら次郎さんの説得に背中を押され、苦手だったはずの犬をお迎えすることを決意しました。
漫画は2編にわたってツイッター上で公開され、現在の幸せそうな家族の様子が描かれたラストは大きな反響を呼び、何と合計で7.8万件もの“いいね”が。またリプライ(返信)には「そう、犬は愛と慈悲の塊」「ラストのコマ いかつい犬に抱きつく(お母さんの)姿が尊すぎます」「泣けた~人生の幸せが何千倍に」など、感動の声が上がっています。
犬も猫も愛と優しさをあげた分だけ返してくれる
Q. エッセイ漫画を描き始めたきっかけは?
「最初は23歳の頃、お腹に2キロの腫瘍ができてそれを数年後何となく日記漫画にしたところウケたのがきっかけです。本当は腫瘍になってびっくりした~……くらいの冒頭で描くのやめようと思ってたんですがバズッたのでどんどん描いていって今につながっています」
Q. 今回のエピソードを描いた理由は?
「ここ最近、スランプ気味で漫画を描いていませんでした。ただ、新年ということで一念発起して、前から描きたいと思っていたものを描きました」
Q. 猫と犬を飼っているぬら次郎さん。それぞれの魅力を教えてください。
「猫は寄り添う子どものような存在、犬はともに喜んでくれる友人のような存在だなと思いました。猫の愛は静かで落ち着きますが、犬の愛は人を楽しくさせる。どちらも違うけれど愛しい存在です。
同じなのは愛と優しさをたくさんあげれば、同じ分だけ返してくれるところです。私は犬猫のそういうところが大好きです」
Q. 読者からの感想を読んで気がついたことは?
「猫を題材にした漫画を多く描いてきたため、これまでは猫を飼っている人から共感の声をもらうことはたくさんありました。犬の漫画をちゃんと描いたのは最近のことなので、『分かる!』と共感の声が多く面白かったです」
(Hint-Pot編集部)