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どうぶつ

引退馬ルーカス 思わせぶりな行動で約9000人を翻弄「使わんのかーい!」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

穏やかに暮らす「孤高の優等生」

 競走馬時代は、ルーカスではなく、サンレイラピッヅという馬名で28戦して3勝を挙げました。2005年10月の札幌競馬では、出走馬16頭中16番人気ながら3着と好走。大穴をあけています。2008年2月のレースを最後に引退し、その後は乗馬馬として活躍。そして、ヴェルサイユリゾートファームに来てから約半年が経過しました。穏やかな性格で、初めて馬に触れる人たちからも人気です。

「いつも柵沿いにいるので、訪れた方から大好きなニンジンをよくもらっています。この動画で人気が出てくれれば……」

 現在の生活は、まず午前6時30分頃に放牧地へ。帰りは最後だそうです。元競走馬とはいえ、馬は本来、群れで過ごします。しかしルーカスは決して群れないそう。

「自分からほかの馬の中には入っていかないですね。向こうから来たら受け入れますが、友達はいないです。(同じファーム内にいる)タニノギムレットにもアドマイヤジャパンにも近づかない。趣味は1人(1頭)で寝ることかもしれません」

 岩崎さんいわく、かなりのマイペースぶりだそうです。23歳とやや高齢なこともありますが、ほかの馬にちょっかいを出すなどの問題行動はしないのだとか。岩崎は「孤高の優等生」と称します。

 競走馬時代の実績は、ダービーを勝ったタニノギムレットや、GIで活躍したアドマイヤジャパンに及びません。しかし、牧場を訪れるファン、そして牧場で過ごす馬たちの中では癒やしの役割を果たしています。公式ツイッターや牧場を訪れる際には、ルーカスの姿にもぜひ注目してあげてください。

(Hint-Pot編集部)