ねことの“椅子取りゲーム”に負けた経験がある飼い主さんは多いでしょう。しかも、一度明け渡すとなかなか返してもらえないことも。今回ご紹介するねこちゃんも、飼い主さんから見事に椅子を奪った“勝者”です。頭を下げて“お願い”をする飼い主さんと、それを涼しげなまなざしで見つめるねこちゃん。“2人”のコミカルな姿がツイッター上で5.1万件もの“いいね”を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ゲームをしようとしたら…飼い主さん“お願い”を華麗にスルーする博士くん

　ノルウェージャンフォレストキャットの男の子で1歳10か月の「博士」くんは、ジェネッタの男の子で2歳の「教授」くん、飼い主さんご夫婦と暮らしています。長毛種らしいふわふわの被毛がチャームポイントの博士くん。以前にも、毛づくろい中に“謎ポーズ”で固まった姿などが話題になりました。

　最近注目を集めたのは、椅子に座って見下ろしている博士くんと、土下座のような格好をして深々と頭を下げている飼い主さんをとらえた写真。どうやら、飼い主さんがゲームをしようとしたところ椅子に博士くんが座っていたようです。

「人間が移動をお願いしてから5分ほど乗っていたかと思います。人間の“お願い”には目もくれず、まったりしていました」

　飼い主さんは、「人間『椅子をお借りできないでしょうか……』」とのメッセージを添えてツイッターに投稿。すると、5.1万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「博士『却下だ』」「断るニャ！」「いいぞ、3年後な」など、博士くんの返事を代弁する声が続出。また、「これ“あるある”ですね」「あー。私も“お願い”したことありますけど、ねこパンチで拒否られました」など、ねこの飼い主さんたちから共感の声も寄せられています。

椅子占拠は愛の裏返し？　博士くんと飼い主さんの相思相愛ぶりにほっこり

　まるでコントのようなワンシーンを繰り広げた博士くんと飼い主さん。果たして、無事に椅子を譲ってもらうことはできたのでしょうか？

「人間の“お願い”には目もくれませんでしたが、同居ねこの教授がやってきて一緒に遊び始めたので椅子が空きました」

　ちなみに、教授くんはこの椅子にあまり座らないのだとか。

「教授は孤高のねこさんですので、人間が来るとサッと移動してしまいます」

“お願い”にはなかなか応えてくれなかった博士くんですが、飼い主さんのことが大好きなのだそう。もしかしたら、ゲームをしようとしていることを察知して、「僕と遊んでよ～」とアピールするために椅子を占拠したのかもしれませんね。ところで、ちょこんと椅子に座っている博士くんを見た飼い主さんの感想はというと……？

「かわいい、それに尽きます」

　お互いに“大好き同士”の博士くんと飼い主さん。これからも仲良く“椅子取りゲーム”を楽しんでほしいですね。

○取材協力：猫大学（@pari2mofu2）さん

（Hint-Pot編集部）