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大きな犬に追いかけられて車の下へ 生後3か月の子犬救出劇が米国で話題「ありがとう」
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車軸の上で怖がって動けなくなっていた、生後14週間(3か月2週)ほどになる1匹の子犬。米アリゾナ州の動物愛護団体が、車の下から上手に誘い出し無事に保護しました。「愛らしい」と瞬く間に話題になった子犬は、その後どうなったのでしょうか?
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テリア系雑種のグレイシーちゃん 怖がっていたものの無傷で保護
アリゾナ動物愛護協会(AHS)は現地時間2月1日、1匹の子犬が2匹の大きな犬に追いかけられているとの通報を受けました。同団体の緊急動物医療技師、ダン・マグラスさんが現場に急行するも、そこに子犬の姿はありません。周囲を探してみると、子犬は車の下に逃げ込み、怖くて出てこられなくなってしまったのです。
マグラスさんは、車軸の上で怯えている子犬を慎重に誘い出し保護。すぐに同団体の動物外傷病院に連れていきました。そして診察の結果、子犬はパーソン・ラッセル・テリアの雑種で、体重は5.4キロほど。怖がってはいたものの無傷だったことが分かり、スタッフは胸を撫で下ろしました。
子犬は「グレイシー」ちゃんと名付けられ、同団体で避妊手術やマイクロチップの埋め込みなどを受けることに。現在はすっかり回復したそうです。
同団体スタッフは、アリゾナ州のテレビ局「12News」のインタビューに対し、「幸いなことにケガをしていませんでした。彼女はとてもとても恥ずかしがり屋で、ずっと静かにしています。新しい家族を見つける準備はできています」と語っています。
同団体は、公式フェイスブックにグレイシーちゃん救助時の様子や、保護後の写真を掲載。すると、コメント欄には、「この子はとてもかわいいです」「この子を保護してくれてありがとう。この子が安全であることをうれしく思います。この子がすぐに永遠の愛すべき家庭を見つけることができるよう祈っています」など感謝の声がたくさん寄せられました。グレイシーちゃんはその後、無事に里親が見つかったようです。
(Hint-Pot編集部)