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「カオス」な大型犬が劇的変化 “破壊王”を更生させた理由に反響 米国で話題に
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フレンドリーで愛情深い性格が特徴のゴールデンレトリーバー。体が大きな分、しっかりとしたしつけが大切ですが、訓練学校すらもさじを投げたという“破壊王”がオーストラリアにいます。家具や高価な電子機器を次々に破壊してしまう「制御不能」ぶり。しかし、“相棒”をお迎えしたことで劇的な変化が訪れたそう。見事な更生劇は海を越え、米国でも注目を集めています。
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家電や家具を破壊 訓練学校もさじを投げるわんぱくぶり
「フレンチブルドッグを友に持った後、制御不能なゴールデンレトリーバーが愛情を見出す」という見出しで特集したのは米雑誌「ピープル」でした。
オーストラリア、ヴィクトリア州パケンハム在住のトレーシー・モンゴメリーさんは、生後7か月のゴールデンレトリーバー「バディ」くんを迎え入れました。ところが、愛嬌たっぷりな表情とは裏腹にとてつもない問題児だったそうです。
タブレット端末や家中のフローリング、中庭の家具のみならず、テレビのリモコンまでも破壊するなどやりたい放題。モンゴメリーさんの孫たちが遊びにきて、靴を置いた3秒後には行方不明になってしまったことも。バディくんの“破壊王”ぶりに「制御不能」とお手上げ状態だったそうです。
モンゴメリーさんは愛犬をどうにか更生させようと、食事を変えたり、新しいおもちゃを与えたり、運動量を増やしたりなどさまざまな手段を尽くしました。また訓練学校にも通いましたが、わんぱくすぎるバディくんを手に負えず、何と「カオスを生み出した」という理由で2つの学校から追放処分になってしまったそうです。
同居犬が来て破壊行動がぴたりとやんだ! 驚きの変化
そんなモンゴメリーさんとバディくんに救いの手を差し伸べたのは、あるドッグシッターでした。バディくんの破壊行動を止めるためには「友達が必要」というアドバイスを受けたモンゴメリーさんは、生後11週のフレンチブルドッグ「ボス」くんを2匹目の愛犬としてお迎えすることに。
すると、バディくんに驚きの変化が! かわいらしい相棒に一目惚れ状態になり、ボスくんがやってきてからというもの、破壊行動は一切なくなったそうです。
「2匹の間に問題はまったくありません。まるで親友のようです。私には息子が3人いますが、2人の息子が取っ組み合ってはまた親友に戻るというのを見ているようです」とモンゴメリーさん。体格的には圧倒的にバディくんの方が上ですが、「ボスは名前通りなんです。彼がボスで、バディを仕切っています」と目を細めていたそうです。
家財を壊し続けてきたバディくんですが、親友ができたことで「とてもハッピーで協調的」になったそう。「完璧とはまだいきません。活発で、落ち着く必要がありますが、もう“破壊王”じゃありません。愛情深い一面も見せています」と近況を語っています。親友の登場で実現したオーストラリアの“破壊王”の更生劇は、米国でも反響が広がっているようです。
犬の問題行動にはさまざまな要因があるため、同居犬を迎えることで解決するとは一概にはいえません。1匹1匹の個性に合った対処法を、信頼できるドッグトレーナーや訓練士とともに探っていくことが大切です。
(Hint-Pot編集部)