「立ち入り禁止」の看板の前で足を踏ん張る黒柴。飼い主さんがリードを引いても、一歩も動こうとしません。アゴを上げて看板の先を見つめるその表情からは、「絶対に行ける！」という強い意志が感じられます。いったい、何があったのでしょうか？　当時の状況について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

いつものお散歩コースに変化が…なんとしても前に進みたいたろうくん

　黒柴の男の子で10歳の「たろう」くんは“イヤイヤ柴犬”界のアイドル！　頑なにその場を動こうとしない姿が大人気で、狸寝入りをしてお散歩を“拒否”する姿や、“おすわりからのおすわり”に応える姿が注目を集めたこともあります。

　今回ご紹介するのは、“イヤイヤ”ではなく“行く行く”を主張するたろうくんをとらえた1枚の写真。撮影された日はいつものお散歩コースでアスファルトの張り替え工事が行われていたため、変更せざるを得なくなったようです。

「昨日まで通れたのに……といった感じで行きたそうにしていました。『行かれません』と言っても、写真の感じで踏ん張っていましたね」

　飼い主さんが、「『ダメ！』と言うと行きたくなる人」というメッセージを添えて写真をツイッターに投稿すると、なんと1.1万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「わかる～行きたくなるよね」「ダメって言われると行きたくなるなる」「あるあるwww　柴犬だからかな～」と共感する声が。また、「オラ、こっち行くったら行くんよっ」「なんでや！　なんで！　行かれへんの！」「やだワン！」「今だけ関係者だもん！」と、たろうくんの“心の声”を代弁するコメントが寄せられています。

飼い主さんの「ダメ！」に知らん顔も　“イヤイヤ”も発動しにぎやかなお散歩に

　飼い主さんによると、たろうくんは1分ほど抗議の“座り込み”をしていたそうです。たしなめる飼い主さんに向かって知らん顔を決め込んでいたのだとか。

　新技とも言える“行く行く”を発動したたろうくんですが、もちろんみなさんの期待を裏切ることなくこの日も2、3度は“イヤイヤ”をしたそうです。

○取材協力：黒柴たろう（@07tarou09）さん

（Hint-Pot編集部）