有名な童謡「ゆき」の一節に「犬は喜び、庭駆け回り」とあるように、雪が降るとわんちゃんが楽しそうに駆け回る姿を想像してしまいますよね。けれど中には駆け回らず、座り込んでしまうわんちゃんもいるようです。周りにはもう1匹のわんちゃんが楽しそうに走り、誘っているようにも見えますが一切動きません。一体何があったのでしょうか？　飼い主の「ママ」さんに詳しいお話を伺いました。

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柴犬の兄こむぎくんと豆柴の妹わらびちゃん　仲良しな2匹

　雪が舞う中、まったく違う反応を見せる2匹のわんちゃんがいます。じっと座っているのは2歳の柴犬「こむぎ」くん。対照的に楽しそうな様子で駆け回るのは、1歳の豆柴「わらび」ちゃんです。

　とても仲良し兄妹の2匹ですが、一緒に暮らし始めたのは昨年3月のこと。こむぎくんが1歳9か月の時に、生後2か月でわらびちゃんはお迎えされました。ツンデレだけど面倒見のいいお兄ちゃんのこむぎくんと、好奇心旺盛で甘えん坊な妹わらびちゃんのかけ合いは、ツイッターやYouTubeチャンネル「シヴァ犬こむぎっす-KOMUGI」で大人気。

　過去には、こむぎくんが晩ごはんを“早食い”してしまい後悔して嘆く様子や、おやつを片付けられて“駄々っ子モード”になってしまった姿、わらびちゃんをお迎えしたばかりの頃の“ぎこちない交流”など、何度も大きな話題になっています。

雪が舞うなか置物のように座り続けるこむぎくん

　このほど注目を集めたのは、家族旅行での一幕。プライベートドッグラン付きの宿泊施設に来たところ、2匹はすっかり気に入ってしまい、この日は何度も外に出ていたのだそう。とはいえ、2匹の楽しみ方は対象的だったようです。

「こむぎはたまに外に出たがる程度で、座ったり、その場に立ち尽くしたりと雪の風情を楽しんでいる様子でした。一方わらびは対照的に、ボールを与えると元気にずっと“1人”で遊んでいました」

　そんな2匹の様子を映した動画に、「いぬは喜び庭駆け回……らないパターンもあるらしいw」とママさんがメッセージを添えてツイッターで公開すると、大きな反響が。5600件以上もの“いいね”を集めたほか、リプライ（返信）には「ついにこむぎ氏の銅像ができたのかと!!!」「わらびたんは楽しそうなのに、こむぎ兄の不動柴っぷりよ　終始カメラ目線なのもいいですね」「動かざること山のごとし！　みたいな？」「置物!?」など、たくさんのコメントが寄せられています。静と動の対照的な兄妹の様子に、多くの人が笑いを誘われたのでした。