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倒壊した建物の下から奇跡の生還 トルコ地震から5日後に救助された大型犬 米国で話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

地震発生から5日、がれきの下から犬が発見された(写真はイメージ)【写真:写真AC】
地震発生から5日、がれきの下から犬が発見された(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 トルコ南部を震源とし、6日未明に発生したトルコ・シリア大地震。現地では甚大な被害が出ており、現在も懸命な救助活動が続けられています。そうしたなか、大地震から5日後、がれきの下から1匹の大型犬が発見されました。救助隊により無事保護された奇跡の救出劇が、米国で大きな話題になっています。

 ◇ ◇ ◇

隊員が水を与えると立ち上がり…

 トルコのハタイ県で活動中の捜索救助隊は、地震発生から138時間後、倒壊した建物のがれきの中から生存している1匹の大型犬を発見しました。この救助隊は、がれきを撤去しながら生存者の捜索活動を行っている最中だったそう。救助隊に参加している看護師のエリフ・ポラットさんは、米ニュース専門放送局「FOXニュース」に対し次のようにコメントしています。

「がれきの撤去をしていると遺体ばかり出てきました。そんななかで、ほとんど隙間なくがれきに埋まった状態の犬が出てきたのですから、奇跡的なことでした」

 救助中の映像には、がれきの中で横たわる犬の顔の前に手を出し、そこに水を注いで与える隊員の姿が。その横にいる隊員も、犬の体を一生懸命撫でています。犬は水を飲むと少し元気を取り戻したのか、がれきの中から出たそうに動き始めたため、隊員が犬を引っ張り上げました。5日ぶりに立ち上がった犬は、シッポを振って喜びを表現。その後、犬は隊員に抱きかかえられ、安全な場所まで移動しました。

 駐日トルコ大使館は、義援金を直接送ることができる口座を開設。大使館または総領事館に集められた義援金は、災害緊急事態対策庁(AFAD)に届けられ、現地の人道支援等に充てられます。

(Hint-Pot編集部)