漫画
「女性は悲しいほどわかる」 ストッキング離れに共感する“あるある”漫画に反響
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ビジネスシーンから冠婚葬祭まで、多くの女性にとって必需品とされてきたストッキング。靴擦れ防止や肌を美しく見せるなどメリットはたくさんあります。ところが近年は、若者を中心とした“生足ブーム”や、レギンスなどレッグウエアの多様化で“ストッキング離れ”が起こっているそうです。そんななか、ストッキングに翻弄された女性の苦い思い出を描いた漫画がツイッターで大きな話題になっています。3000件を超える“いいね”を集めた作品について、作者のせるこ(@seruko)さんに詳しいお話を伺いました。
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至るところに伝線の罠が… せるこさんを翻弄し続けるストッキング
兼業イラストレーターとして働くせるこさん。4歳の女の子と1歳の男の子を育てる二児のママでもあります。せるこさんが描く、お子さんとの日常の出来事や自身の体験談漫画はツイッターで大人気。今回、大反響を呼んだのは、せるこさんが営業職時代に体験したというストッキングにまつわる苦い思い出です。
漫画には、擬人化したねこのキャラクターのせるこさんが登場します。当時、営業職だったせるこさんは、ビジネスマナーの一環として、必ずストッキングをはいてお仕事に励んでいました。
しかし、ストッキングは薄手で破れやすく、あるときは木製の椅子の角で「ピシッ」。またあるときは少しかけたクリアファイルなどの文具系で「ピッ」。さらにはトイレで用を足した際にストッキングをはき直そうとしてぐいぐいと引き上げた瞬間に「ピーッ」と、ちょっとしたことですぐに伝線してしまいました。
「うわああああ 伝線したああああ」と悲しみとも怒りともとれない叫び声を上げるせるこさん。急いでコンビニエンスストアに向かうと、せるこさんは「伝線しにくいストッキング」と書かれたパッケージのストッキングを購入します。ところが、さっそくトイレではき替えようとするせるこさんを、またしても悲劇が襲うのでした。
漫画は3000件を超える“いいね”を集めて話題になりました。リプライ(返信)には、「大変だなぁ(笑)」「その昔私も翻弄されまくりの日々でした」「共感しかない」「私ももう数年はいてません」「めちゃくちゃわかる!」「あるあるすぎるこれ」「女性は悲しいほどわかるよねこれは……」「なんでこんなにすぐ破れるものをはかないといけないのかと思ってました」など、共感の声が続出しました。
「ツイッターで『ストッキング離れ』の話題を目にして」自分の体験を思い出す
同じ体験をしたという女性から共感の声が殺到した漫画について、作者のせるこさんに漫画を描こうと思った理由や当時のことについて詳しいお話を伺いました。
Q. 今回のエピソードを漫画に描こうと思った理由は?
「ツイッターで『ストッキング離れ』の話題を目にし、『自分も翻弄されてたな~』と思い出してのことでした」
Q. 初めてストッキングをはいたのは何歳のときでしたか?
「18歳くらい? 大学生での法事(喪服)でしょうか。母に用意してもらったものをはいた覚えがあります」
Q. ストッキングに翻弄されていたとき、伝線対策や注意していたことはありますか?
「営業車やカバンにストックを用意していました。朝はくときにしっかりとつま先からたくして上げて生地の余裕を股部分に持っていけるように頑張っていました」
Q. 現在はストッキングに翻弄されることはなくなりましたか?
「現在は、オフィスカジュアルで内勤仕事をしています。そのため、ワイドパンツやガウチョパンツをはくことが多く、冬はあったかタイツ、夏は膝下ストッキング風靴下をはいています。楽でうれしいです」
Q. 読者からの感想で印象に残っていることや気づいたことはありますか?
「こんなにたくさんの方が共感してくれている事象に、みんな文句も言わずはいててえらい!! お疲れ様……の気持ちです」
せるこさんは、インスタグラム(seruko_seruko)でも、オリジナルのエッセイ漫画を公開しています。また、せるこさんら21人の漫画家による税金のモヤモヤを税理士さんに聞いたレポート漫画の短編集「税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう 配信レポート漫画」もkindleで配信中。フリーランスや副業を考えている人たちが疑問に思うお金の話について、漫画でわかりやすく解説しています。
(Hint-Pot編集部)