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白血病の少年と保護された子猫の友情 つらいときに寄り添う固い絆に米国で称賛

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子猫と少年の友情に感動の声が殺到(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子猫と少年の友情に感動の声が殺到(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 生後1歳2か月で白血病と診断された少年。つらい治療を支えてくれたのは、保護団体から迎えられた1匹の猫の存在でした。強い絆で結ばれた“2人”の物語が米国で注目を集めています。

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出会ってすぐ特別な存在になったアクセルくんとビンゴ

 ヘイリー・ウォルシュ・マーティンさんの息子アクセルくんは、生後1歳2か月で希少な白血病だと診断されました。そこで両親はアクセルくんのために、一緒に成長し、毎日会うのが楽しみになるようなペットをお迎えしたほうがいいと思い立ちます。

 一家は米アイオワ州にある非営利保護団体「ウィスカーズ・オブ・ウォレン・カントリー」を訪れました。そしてマーティンさんは、1匹でさまよっているところを保護された子猫をお迎えすることに決め、「ビンゴ」と名付けたそう。

 アクセルくんとビンゴの絆が深まるまでには、ほんの数分しかかかりませんでした。ビンゴは、化学療法で体調不良のアクセルくんに寄り添い、ときには12時間もソファで一緒に寝ていることも。また、入院生活が続き退院すると、ともに再会を喜び合いました。

“2人”は出会った瞬間から離れられない存在になり、まさに両親が望んでいた通りの関係になったのです。マーティンさんは米雑誌「ピープル」に対し、「この子たちは、飼い始めたときからずっと仲良しなんです。ビンゴが私の息子とこれほどの絆で結ばれているなんて、信じられないわ。それは本当にすごいことです!」と語っています。

 アクセルくんは現在2歳になりました。治療は維持療法の段階にあり、もっともつらかった時期に比べると、穏やかな日々を過ごせているようです。“2人”のこの物語は、4000もの動物福祉団体と提携し、これまで3億ドル(約409億円)以上の投資を行ってきた財団「petco love」のキャンペーン「ペトコ・ラブ・グランプリ」の受賞者の一組に選ばれています。

(Hint-Pot編集部)