ぴったりと寄り添って眠る2歳の女の子と1匹のねこちゃん。初めはねこちゃんと一緒に寝るのを拒んでいた女の子ですが、あることがきっかけで一緒に寝るようになったそう。そのとき“2人”の間に芽生えたものとは……？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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お兄ちゃんの不在を一緒に乗り越えた娘さんとティチャラくん

「ティチャラ」くんは、推定年齢4歳10か月の元保護ねこの男の子です。ティチャラくんの飼い主さんには、息子さんと娘さん2人のお子さんがおり、当時2歳だった息子さんに名前を連呼されて驚く姿が話題になったことがあります。

　今回ツイッター上で話題になったのは、ティチャラくんと娘さんが添い寝する2枚の写真。そこには、布団の中で寄り添い合う愛らしい“2人”の姿が写っています。

　実はこのとき、お兄ちゃんがしばらく入院しており、お母さんはその付き添いのため不在だったそう。一時的とはいえ、大きな生活の変化を経験することになった娘さんとティチャラくん。これをきっかけに、今まで以上に絆を深めることになったようです。

　互いに寄り添い、寂しさを埋め合うような“2人”の姿は反響を呼び、8000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「お留守番隊の絆ですね。なんて幸せな画」「一番小さい子は僕が寝かせるから安心してって言ってるかのよう」「一緒に寂しさを乗り越えた同志としての絆が芽生えてるのかも」「うらやましいコンビです」など、“2人”の勇姿を称える声が寄せられています。

添い寝に難色を示していた娘さん　“3人”の暮らしで心境に変化が…

　飼い主さんによると、半年ほど前からティチャラくんが娘さんとくっついて寝たがるようになったそう。当初、娘さんからは「重い！」と嫌がられていたそうですが、お兄ちゃんが入院して飼い主さんが付き添いのため家を空けるようになってから、娘さんの心境に変化が現れたようです。

「添い寝を許したり、くっついて寝たりし始めたのは、お兄ちゃんが入院して配偶者と娘とねこの“3人”で生活し始めてからだと思います」

　言葉こそ交わさないものの、寄り添うことでお互いを励まし合ったように感じられる娘さんとティチャラくん。この日は安心して熟睡できたからか、朝には自然に離れて寝ていたそうです。

　ちなみに息子さんは寝つきが早いため、“2人”の寝姿を見る前にいつも先に寝てしまっているのだとか。

「基本的にお兄ちゃんのほうが早く寝るので、娘とねこが一緒に寝るところはあまり見ていません。娘が『重い！』と言ってティチャラと寝るのを嫌がっていたのは見ていたと思いますが、あまり興味がなかったようです」

　これから一緒に成長していくなかで、“きょうだい”の絆はさらに深まっていくことでしょう。いつまでも仲良く、幸せな日々が続きますように。

○取材協力：仔猫を拾ったので（@konekowohirotta）さん

（Hint-Pot編集部）