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猛吹雪のなかで消えた愛犬 17日ぶりに奇跡の生還 米国で話題に
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温暖な気候で知られる米カリフォルニア州は先月末、異例となる冬の嵐に見舞われました。まれに見る大雪に一部では混乱も。ある家族はアイスバーンによる自動車事故の最中、愛犬が車から失踪するトラブルに遭遇。観測史上最大級の記録的な吹雪のなか行方不明になり、安否が心配されましたが、それから17日後、無事に再会を果たすという奇跡の生還劇に注目が集まっています。
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目撃情報はあるも、なかなか保護に至らず…
米カリフォルニア州在住のエリザベス・ベリジンスキーさんは、2年前に子犬でお迎えした「マーリー」と数週間前、猛吹雪のなかを車で移動をしていました。すると、凍結した路面で車がクラッシュ。事故のショックからかマーリーは後部座席の窓から逃げ出し、そのまま行方をくらませてしまったのです。
行方を捜索するために、家族はチラシやフェイスブックへの投稿を続けていたそう。食べ物を探しに近隣の住宅をうろつくマーリーの姿が防犯カメラにとらえられるなど、住民から目撃情報も届きましたが、保護には至りませんでした。すると、そこに救いの神が。同地区で動物保護に30年間従事しているジェニー・シェルトンさんの一家が捜索を手助けしてくれたのです。
シェルトンさんの息子さんは、マーリーの足跡をたどることに成功。無事にマーリーを保護すると、嵐が通り過ぎるまで抱きかかえ、安全に下山できたことをを確認すると、エリザベスさんのフェイスブックに連絡を入れたそうです。
エリザベスさんの父親・ジムさんは、愛犬の帰還に大喜び。「人生最高の日は娘の生まれた日だけれど、これが2番目に最高な日かもしれない。うちのベビーちゃんが戻ってきたんだ」と語っています。また、シェルトンさん一家ら周囲の助けで奇跡の再会を果たせたことについて「人の温かさを改めて信じることにするよ」と話していたそうです。失踪から17日後のことでした。
(Hint-Pot編集部)