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1年2か月ぶりに発見された犬 心温まる帰宅方法が米国で話題に「副運転手が必要だと」
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ペット先進国と呼ばれる米国では、動物たちへのマイクロチップ装着が早い時期から義務付けられてきました。そのおかげで時や距離を経て、奇跡の再会を果たすことが珍しくありません。現在注目を集めているのは、米カリフォルニア州の自宅から、1年2か月前に忽然と姿を消した1匹の犬。何と約2500キロも離れた町で発見されただけでなく、偶然が呼んだ心温まる帰宅方法が話題になっています。
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見つかったのは2500キロも離れた田舎町の牧草地
米カリフォルニア州在住のサンドラ・オニールさんの愛犬「ツェッペリン」くんは、2021年10月に行方不明になりました。オニールさんは1年以上捜索を続けていましたが見つからず。それでも希望を捨てずに、ツェッペリンくんの帰宅を願って、最後に見た場所の近くを車で通り祈りを捧げました。
するとその翌日、オニールさんのもとに突然の朗報が! 何とツェッペリンくんが見つかったというのです。見つかったのは約2500キロも離れたカンザス州の牧草地でした。
ツェッペリンくんを保護したヘザー・ライチャートさんは、自身の愛犬が何かに吠え続けていたため、牧草地に出たところ発見したそう。野良犬を見かけることはよくありますが、ライチャートさんにはツェッペリンくんが助けを求めているように見えたため、動物病院へ連れていくことにしました。そこでマイクロチップを確認し、オニールさんの愛犬であることが分かったのです。
偶然事情を知った親切な女性が送り届けてくれることに
地元テレビ局「CBSサクラメント」電子版によると、自身も愛犬家であるカリフォルニア州在住のメアリー・ヘイスティングスさんは、カンザス州に住む娘さんを訪問中に偶然この“クリスマスの奇跡”を知り、ツェッペリンくんを自宅まで送り届けることに。
ヘイスティングスさんは心境をこう語っています。
「ツェッペリンが車を必要としているニュースを見て、私は副運転手が必要だと思ったの。だから『ツェッペリン、家に帰ろう!』と言いました」
そして、オニールさんに対し、「大丈夫ですよ、クリスマスまでには帰れるから」と声をかけました。実はツェッペリンくんには何匹もの子犬がいて、父犬との再会を心待ちにしているそうです。ヘイスティングスさんは週末、カンザス州を出発し2、3日で送り届ける予定だそうです。
(Hint-Pot編集部)