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深夜3時に愛犬から起こされ異変を察知 ガス漏れ事故から助かった男性が米国で話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

真夜中に起こされ…愛犬のおかげで九死に一生を得る(写真はイメージ)【写真:写真AC】
真夜中に起こされ…愛犬のおかげで九死に一生を得る(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 人間の何万倍も嗅覚が鋭いとされている犬。訓練をしなければその能力は発揮できないと一般的にいわれていますが、飼い主に危険が迫った時は本能が呼び覚まされるのかもしれません。就寝中に発生したガス漏れを愛犬から知らされ、間一髪で九死に一生を得たという米国の男性が話題になっています。

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地下のボイラーからガス漏れ 間一髪でレスキュー隊が到着

 飼い主の命を救った愛犬が、米国で大きな話題を集めています。米メディア「インフォーラム」によると、奇跡的な出来事が発生したのは昨年11月20日の深夜3時のこと。米ミネソタ州ロチェスターの自宅で眠っていたグレッグ・ダイソンさんは、マルチーズとヨークシャーテリアのミックスの女の子「エレノア」こと「エリー」ちゃんに叩き起こされました。

 記事では「ほとんどの飼い主は午前3時に愛犬に起こされることを好みません」と書かれていますが、今回は別でした。寝ぼけ眼のダイソンさんは愛犬のいたずらにイライラしつつも、腐った卵のような臭いに気づいたそうです。

「携帯電話に手を伸ばして床に足をつけた瞬間、倒れてしまいました」とダイソンさん。室内に充満したガスの影響だったのでしょうか、平衡感覚を失いながらも何とか緊急連絡に成功します。それを受けて、ロチェスター消防署が緊急出動しました。

 救急隊は床に倒れていたダイソンさんを発見。屋外に無事避難しましたが、職員からは「電話できたのは良かったです。ガス漏れは死につながるので」と説明を受けました。ガス漏れの原因は、地下にあるボイラー室で仲間たちと作業していた際にガス漏れが発生してしまったことだそうです。

名前の由来はある墓地で見つけた墓石

 ダイソンさんは「彼女(エリーちゃん)は本当に癒やしてくれるんです」と、3歳の愛犬に愛情を深めています。愛犬家のダイソンさんは以前、2匹の犬をシニアになるまで育て、看取りました。そのうちの1匹「リヴァイ」くんは昨秋に虹の橋を渡ったばかり。この時のエリーちゃんは途方に暮れた様子だったそうです。

 またエリーちゃんの名前の由来は、ダイソンさんがある墓地で見つけた墓石でした。19世紀に生後9か月で亡くなった「エレノア」という乳児のもので、生後4か月の息子さんを乳幼児突然死症候群で亡くしたダイソンンさんに強い親近感を与えたそうです。そうした背景もあってか「私の小さなエリーが命を救ってくれました」と、感謝してもしきれない様子でした。

(Hint-Pot編集部)